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2020.04.01 Wed

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編プロのクリエイターが展覧会を開催!? 無念の中止理由と今後の可能性

クリエイティブ担当の礒永です。

エディマートでは過去に、展覧会を開催しようと試みたことがありました。仮タイトルは「エディマート作品展」!。…そのままですね。今も昔もエディターとデザイナーで構成されているエディマート。内容はと言いますと、約10年前、“編集”をテーマに社員全員でクリエイティブ作品を発表しようという動きになりました。

なぜ編プロの社員が作品展を?きっかけは?目的は?

作品展を活用した営業活動にも使えるかもしれない、編プロ作品展のいきさつこれからをご説明します。

1.作品展という企画立案までのいきさつ

エディマート作品展の話し合い当時の企画書や構成案

それは2008年のことでした

会社設立から2年、受注案件も増え、社員も増えてきた頃。私が入社したのはまさにその頃で、社長は常々「新しいことがしたい!」と唱えていました。そこで開催されたのが、エディマート第一回ホームルーム。その目的テーマがこちら。

【目的】定期的に全員が顔をつき合わせ、さまざまなテーマでディスカッションを行ないながら、能動的によりよい組織づくりに力を発揮するため。
【テーマ】会社案内を作ること=会社の個性を知ること

会社案内のさまざまな案が飛び交うなか、“会社の個性を知ること”から話が派生し、“社員のことも知ってほしい”という意見が。そこから“社員自身が発信するクリエイティブ”を、作品として見てもらってはどうか、という案にまで行きつきました。

作品展が生まれるまでの流れ「新しいことがしたい!」

→「定期的に顔を突き合せた話し合いがしたい」

→「社員自身の個性を知ってほしい」

→それらを満たす一案として生まれたのが “ 作品展 ”

実行委員長に就任!具体的な作品案出しへ

大学の学園祭のようなノリで、自分から作品展のリーダーに立候補した私。レジュメを作り、ディスカッションを繰り返していきました。

作品のテーマは“編集”。編集プロダクションだからこそできることに限定したのです。絵や写真、文章などただ単に作品として製作するのではなく、いかに“編集”して製作するかを統一のテーマとしました。そのなかで進行していた作品の具体例を、当時の少ない資料と記憶をもとにまとめました。

具体的な“編集”作品例

  • 「写真」を編集(礒永 案)

    写真を使った展示。写真家の作品同士の共通点を探り、並べて展示。自分なりの解説パネルも添える。自分で撮影した写真を集めてモザイクアートも作成。

  • 「紙」を編集(先輩社員)

    “紙を使って伝える”ことの大切さやメリットを考えたい。長めの机一つとその幅くらいの壁のスペースを使い、ウェブではなく紙でしかできないことを展示解説する。

  • 「編集」を編集(社長)

    編集とは何か?編集者とは何か?が伝えられるような展示に。子どもが将来なりたい職業の一つとして、選んでもらえるくらい分かりやすい内容に。

  • 「空間」を編集(デザイナー)

    紙媒体でもウェブ媒体でもない、視覚以外で編集を感じてほしい…。例えば目隠しをして何か創作物を触るだけで、想像力が掻き立てられて、“編集”が分かるような。

まだスタート段階でしたので、皆さん非常に漠然とした内容です。当時入社1年目だった私は「デザイナーの発想すごい…!何を言ってるのかぜんぜんわからない…!」と感動したのを覚えています。

残念!無念!突然の中止…

具体的な作品案の話し合いをしていた時期に、残念ながら中止になってしまいました。理由は、社員の家庭の事情。家族の看護や介護をしなければならない社員が複数出てきてしまい、やむを得ず作品展は中止に。作品展の話し合いや作品の製作は普段の業務時間外で行うことが多かったため、いまは時間を割くことができず進行できないという判断になったのです。

2.作品展の他社例・考えられる効果

個展や展覧会の内容を、現地会場で考えている

一社員による作品展の他社例

写真コンテストをはじめとする一般募集型の展示会はとても多いのですが、会社の社員による作品展となると開催はほんの一握り。そのなかでも参考にしたい、社員による作品展を紹介します。

  • 手芸の専門店「カナリヤ」http://kanariya.co.jp/blog/archives/2515

    日本製の生地や手芸用品、クラフトの手作り商品などを扱う手芸専門店。社員の手芸作品を展示し、来場者による投票も実施していた。

  • 通信会社「KDDI」https://time-space.kddi.com/bonus/henshukaigi/20160609/

    携帯電話キャリア「au」でおなじみの通信会社。サラリーマン川柳を派生させた“IT川柳”を社内で募集。通信会社ならではの最新IT用語を駆使した川柳を、オウンドメディアの記事内で紹介している。

  • デザインエージェンシー「たき工房」https://www.advertimes.com/20151105/article208730/

    企業や自治体のWebサイト制作やグラフィックデザインなどを手がける制作会社。デザイナーやコピーライターなど社内のクリエーターが、個性を発揮した自由な作品を発表。個人作品のほか、全社員による作品企画や来場者投票企画なども。

  • 玩具メーカー「タカラトミー」https://hobby.dengeki.com/news/680651/

    プラレールをはじめとした子ども向けから、プラモデルなど大人も楽しめる商品まで多彩。そのなかのゾイドという自社製品を使って製作する、創作模型を社員に公募。本社社屋に200点以上の作品が並んだ。

社員による作品展を開催するメリット

作品展を開催する企業規模は、大小さまざまです。考えられる効果をまとめてみました。

会社としてのメリット

  • 会社全体として知ってもらうきっかけ(ブランディング)
  • BtoBとBtoCの両方にアプローチができる
  • 新規クライアントの可能性

社員個人としてのメリット

  • 個性や魅力を仕事以外で発信する場の創出
  • 感性を磨く
  • モチベーションアップにつながる

3.エディマートではこれから何ができるのか?

個展や展覧会を鑑賞しているお客。近い将来を見据えているイメージ

世に出して恥ずかしくないものを

最初の構想から10年以上が経ち、個性を発揮する社員の面々は変わりました。仕事の内容も働き方も変わり、さらには出版業界を取り巻く環境も変わってきています。

そのような状況で、今何ができるのか?

社員による作品展は「プロ」の発表の場であり、かくし芸ではありません。「練習の成果」というのも違うと思います。取引先にも一般客にも、自信を持って見せられるクオリティに仕上げる必要があります。

「エディマート万博」を目指して

モノを創ること、生み出すことって本当に難しいと思います。でもそれ以上に楽しい。それは私たち制作会社の仕事内容と非常に似ています。その楽しさを感じられるような製作を経た、作品展ができればと考えています。まずは社内で内々に開催し、次にギャラリーなどで一般公開。さらには外部のカメラマンさんやデザイナーさんも出展者として巻き込んだマルシェのような。そしていつかはホールを貸し切っての一大イベント「エディマート万博」に…!

今後の予定は全くの未定ですが、夢は広がります。乞うご期待。

以上、エディマートにおける作品展への想いと、他社例を紹介しました。社員による作品展の開催方法や、作品展を使ったビジネス展開の参考にしていただければ幸いです。

 

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RYOTA ISONAGA

この記事の執筆者RYOTA ISONAGAクリエイティブ・マネージャー

名城大学理工学部を卒業後、トヨタ系の自動車部品製造業に就職。「勉強したことを仕事に」という仕事の向き合い方は、次第に「好きなことを仕事に」という考えに変化。まったくの他業界から、2007年にエディマートに飛び込む。取材デビューは温泉旅館。現在では取材執筆もこなしながら、編集業務を中心に担当。ライターやカメラマンをはじめステキな外部ブレーンの方々と、上下ではなく横に並んで、ともにイイモノを創っていきたい。プライベートでは、二児の父親として奮闘中。ワークライフバランスを大切に。

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