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2021.04.01 Thu

本の紹介

BMK・三隅一輝が選ぶ5冊の本┃読書を通じて刺激を得る「前向きになれる本」

三隅一輝,BMK

人生で特別な5冊を紹介してもらう連載企画「5冊の本」。

今回お話を伺ったのは、ボーイズグループ・BMKの三隅一輝さん。

東海エリアを中心に全国で活躍中のBOYS AND MENの弟分グループ、「BOYS AND MEN 研究生」として2014年より活動を開始し、2021年1月に念願が叶い、BMKとしてメジャーデビューを果たしました。

モンスターフライト

¥1,100
発売元/ビクターエンタテインメント

現在は、文化でナゴヤを応援する「きみのあした♪プロジェクト」の応援大使に就任するなど、地元・名古屋を中心に活躍するBMK。新型コロナウイルスの影響でメジャーデビューが延期になったものの、挫けることなく力をたくわえ、メジャーデビューを果たした現在も前進し続けています。

BMKというグループ名の副題はBig Monster Kite、グループのコンセプトは『“凧”のように向かい風を受けるほど上昇し、逆境に負けず“怪物級のグループ”』です。

今回はそんなグループコンセプトにちなんで、「逆境に負けない!前向きになれる本」をテーマに5冊の本をBMK・三隅一輝さんに選んでいただきました。

幼いころから本が好きで、今でも一日一時間は本を読む生活を続けている三隅さん。そんな読書家な三隅さんが選んだ5冊の本を紐解くと、仕事に対しても、本に対しても誠実な姿勢がうかがわれました。

選者
BMK
三隅一輝

2000年、岐阜県生まれ。テーマカラーはピンク。2015年にBOYS AND MEN研究生として、芸能活動をスタート。2021年1月にシングル『モンスターフライト』でメジャーデビューを果たす。(HPInstagram


水野史恵

この記事のライター/水野史恵(エディマート)

エディマートに所属し、編集・執筆の業務やオンライン書店の運営を担当。気分が落ち込んだときは、おいしいお菓子を食べたり、『すてきな三にんぐみ(偕成社)』を読んだりして、癒やされている。

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1.読書を通じて現在の仕事の原動力を再確認する

三隅さんの読書体験を聞く前に、普段の読書量について尋ねたところ、「時間があれば読んでいて、1、2冊必ずカバンに入れて持ち歩いています」と話してくれました。

「小さいころはアニメや漫画にふれる習慣がない家庭で育ったので、本を読むことが楽しみでした」と話す三隅さん。

しかし、高校生になり芸能活動を始めたことで、本を読む頻度はめっきり少なくなっていったそうです。そのまま読書から遠ざかってしまうかと思いきや、新型コロナウイルスによる自粛期間で再び本と向き合うようになりました。

そんな三隅さんがはじめに紹介してくれたのは、母親からの精神的虐待で声を失う少女の物語、『ハッピーバースデー(金の星社/青木和雄)』でした。

『ハッピーバースデー(金の星社/青木和雄)』

ハッピーバースデー

あらすじ 母・静代に自分の誕生日を忘れられ、「産まなきゃよかった」とまで言われてしまった小学5年生のあすか。そのショックから声を失ったあすかは母方の祖父母の家で療養を始めます。祖父母の家庭、転校先の学校で起こるさまざまな出来事から、あすかは静代の過去や心の奥底の想いを知るように。出会いや経験によって、あすかは力強い成長を遂げていくのでした。

10年前に読んだ本なのに、今でも鮮明に内容を覚えているんです当時の自分にとって、虐待というテーマが衝撃的で強く印象に残っている作品ですね」。

虐待というと暴力によるものを想像しますが、本書では大声や脅しなどで恐怖に陥れる、無視や拒否的な態度をとる、きょうだい間で著しく差別をする、といった精神的な虐待が描かれています。

小学生だった三隅さんも本書をきっかけに、精神的虐待について初めて知ったと言います。

指

小学生のころに読んだときは、『主人公のあすかがかわいそう…』と思うのと同時に、『家族に愛されている自分は、本当に幸せ者なんだな』と感じましたね」と話す三隅さん。

しかし、高校卒業後に再読したときには、また違った感情が芽生えたそうです。

複雑な親子関係だけでなく、あすかが周りの支えによって強くなり、今度は人を支える立場になっていく、という当時とは異なる点に着目し、読み進めたと話します。

そして、周りの人の支えの力は、グループ活動をする三隅さんにとっても大きな拠り所だったそうです。

ボイメン研究生時代からメジャーデビューまでの6年くらいの間は、楽しいことばかりではなく、むしろ辛いことや苦しいことの方が圧倒的に多かったんです。何度も『辞めたい』という感情がよぎりましたが、応援してくれる家族やファンの皆さん、スタッフの方の支えのおかげで続けることができました。むしろそんな大きな期待があるからこそ、『辞められなかった』のかもしれません

自分には惜しいくらい大きな期待を持って応援してくれること。皆さんの応援が支えであり自分の原動力であること。今度は自分が皆さんの支えになりたいということ。そういったことを改めて考えるきっかけをくれたのがこの本でした」。

ハッピーバースデー(金の星社/青木和雄)は、人間関係の問題だけでなく、“人はどうやって変わることができるのか”といった人生の本質にふれています。

言葉で傷ついた主人公のあすかが、周りの人の言葉のおかげで心を癒やして強くなれたこと。そして今度は自らの言葉で人を助けるようになったこと。そんな人間の成長が表現されています。

“大切な人がいることが自分の原動力になっていること”。それを再び学ばせてくれたんです」。

そんな三隅さんの言葉の通り、自分一人だけでなく周りの人が支えがあってこそ、人は成長できることを教えてくれる一冊です。

ハッピーバースデー

¥1,430
発行/金の星社
著者/青木和雄

2.今、夢中なのは“本から最大限の学びを得ること”

続いて三隅さんは、2020年のコロナ禍でグループ活動が休止になってしまったときに、勇気づけられた一冊を紹介してくれました。

『死ぬこと以外かすり傷(マガジンハウス/箕輪厚介)』

死ぬこと以外かすり傷

幻冬舎の編集者・箕輪厚介による初の著書。本のはじめに「僕の頭の中、行動原理を全て書いた」と記されているように、商売のやり方、個人の立たせ方、仕事のやり方、人間関係の作り方、生き方など著者の考えを凝縮して紹介しています

例えば、第1章の見出しは“予定調和を破壊せよ”

予定調和は悪だ。段取り通りの仕事をしても過去の何かの焼き直しのような物しか作ることは出来ない。ギリギリを歩き、カオスに飛び込め。新しい物は、そこからしか生まれない」といった書き出しから、筆者の持論がつづられています。

「2020年の4月ごろ、新型コロナウイルスの影響で仕事がほとんどなくなってしまって、『自分はこのままでいいのかな、何もしないままでいいのかな…』と思い詰めていました。そんなとき、ふと手に取ったのがこの本でした」。三隅さんは本書との出会いをそう話します。

また、『死ぬこと以外かすり傷(マガジンハウス/箕輪厚介)』の中には、三隅さんにとってターニングポイントとなった言葉がたくさんあったそうです。

「『知っていると知らないでは雲泥の差があるから、意識高い系と揶揄されても無視をして、情報を取り入れろ』という言葉に感銘を受けて、再び本をたくさん読もうと思いました」と三隅さん。今も継続して読書を楽しめているのは、この言葉のおかげだと話します。

三隅一輝,BMK

「ほかにも、これまで多くの書籍を編集した箕輪さんが出会ってきた著名人や文化人の言葉も紹介されています。エネルギーに満ち溢れた言葉が並んでいて、まさにエナジードリンクみたいな一冊だと思います」。

三隅さんが言う通り本書では、週刊文春の元編集長・新谷学さんや、秋元康さんなど、著名人の言葉が筆者の経験談に交えて紹介されています。

本書で引用されている見城徹さんの“無理は通すためにある”といった言葉に、「かっこいい!」と心が動かされた三隅さん。その後、見城徹さんの著書も読み進めるなど、連鎖的な読書体験によって知識を深めていったそうです。

僕もコロナで思うように活動ができず、気持ちが落ち込んでいるときにこの本に出会い、前向きになれました。『明日から何か頑張ってみようかな』と思うきっかけになる一冊だと思います!」。

一歩踏み出したい気持ちを応援してくれる、『死ぬこと以外かすり傷(マガジンハウス/箕輪厚介)』。前向きに頑張りたい方にぴったりの一冊です。

死ぬこと以外かすり傷

¥1,540
発行/マガジンハウス
著者/箕輪厚介

『インプット大全(サンクチュアリ出版/樺沢紫苑)』『アウトプット大全(サンクチュアリ出版/樺沢紫苑)』

インプット大全,アウトプット大全続いて三隅さんが紹介してくれた、『インプット大全(サンクチュアリ出版/樺沢紫苑)』『アウトプット大全(サンクチュアリ出版/樺沢紫苑)』は、精神科医であり有名作家でもある樺沢紫苑さんによって書かれたベストセラー本です。

先に発売された『アウトプット大全(サンクチュアリ出版/樺沢紫苑)』では、インプット中心の学び方や働き方をしている多くのビジネスマンに向けて、アウトプットの定義と重要性を説いています

『アウトプット大全』では、すぐに実践できる脳科学に基づいた80のアウトプットのノウハウを紹介このノウハウを多くの読者が実践したその結果、ブログやSNSに書評をアウトプットした記事が増加して拡散力になり、本書のヒットの一因になったともいわれています。

そして『インプット大全』では、情報過多の日本において、常に質の高い成果を心がけている筆者が実践する、効率的なインプットのノウハウを紹介仕事での成功に限らず、健康や人間関係、遊びなど幅広い方法が書かれています。

筆者が“アウトプット前提でインプットを行うこと”の重要性を説くように、インプットとアウトプット互いに影響し合う作用です。そのため2冊を読むことで、より質の高い記憶や体験と発信を積み重ねて、自己成長を実感できるのが強みです。

手,ノート「タイトルと本の分厚さだけ見ると、難しそうだなと気おくれしてしまいそうなんですが、ページ毎に図解が載っていたりと、視覚的にもすごくわかりやすかったですこの本をきっかけにアウトプットの一環として、読書ノートをつけるようになったんですよ」。

そう言いながら、手作りの読書ノートを披露してくれた三隅さん。自分が読んだ本で特に学びになったことや記憶しておきたいことを記しているそうです。

「僕は読書をするときに、本にそのまま書きこみをするタイプだったんですが、多くの本を読んでいくうちにどの本に何を書いたのかわからなくなってしまって(笑)。一から本をさかのぼるよりも、こうしてノートにまとめた方が効率的に振り返りができると思って始めました」。

続けて自己流の読書術についても、「本を読むときは、裏紙にメモを取りながら読むようにしています。そして基本的に同じ本を2回読むようにしていて、2回目はそのメモで重要な箇所をマークしていく。マークした箇所を最後に読書ノートにまとめるという方法です」と教えてくれました。

そして、本書からは読書ノートの作り方も学んだと話します。

アウトプット大全(サンクチュアリ出版/樺沢紫苑)に、“アウトプットは自分の言葉で書かなければ意味がない”、と書かれていました。だからこの読書ノートも書き写しではなく、自分の言葉に変換したり、アイデアを追加したりして書くようにしていますね」。

そのようにして行われるアウトプットの中には、本を読み終わった後に生まれた疑問を書きこむこともあるそうです。その疑問を解決するために、また新しい本を読んで知識を増やす…。ここでも連鎖的な読書体験が生まれていました。

三隅一輝,BMK

また、読書体験を重ねていくうちに、小さな悩みが生まれたという話も。

本で得た知識をSNSでアウトプットすることもあるんですが、ファンの子は読んでいて面白いのかな?と少し不安でだから、ファンの子に飽きられないように、発信する量に気を付けています(笑)」と話す三隅さん。

ここまでのインタビューでも、とても生き生きとした表情で本について語ってくれた三隅さん。ぜひ皆さんも、メディアやSNSを通じて、三隅さんと読書体験を共有してみるのはいかがでしょうか。

インプット大全

¥1,595
発行/サンクチュアリ出版
著者/樺沢紫苑

アウトプット大全

¥1,595
発行/サンクチュアリ出版
著者/樺沢紫苑

ここまでのお話でもわかるように、読書ノートを付けたり、連鎖的に読書を楽しんだりと、積極的に本と向き合っている三隅さん。

数々のエッセイやビジネス本を読み深める中で、「成功だけでなく失敗からも学びを得たい!」といった思いが強くなっていったそうです。

そんな時に出会ったのが、『FACTFULNESS(日経BP/ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド)』でした。

『FACTFULNESS(日経BP/ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド)』

FACTFULNESS

“現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう?”

 

これは、本書の冒頭に掲載されているクイズです。回答はA「20%」、B「40%」、C「60%」の三択での選択式。

皆さんはどの選択肢を選びますか?

このクイズの正解は、C「60%」。日本人の正答率はなんと7%。ちなみに、チンパンジーであれば3つを同じ確率で選ぶので、33%に近い正解率になるはず。つまり私たちの知能はチンパンジーに負けてしまう!?という衝撃的な事実が発覚したのです。

世界の事実に関するクイズの正解率が著しく低い理由について、著者のハンス・ロスリング氏は、“ドラマチックすぎる世界の見方”が原因であると指摘しています。「世界では貧富の格差が広がる一方で、戦争や暴力が絶えず、資源も枯渇していく…」。こんなネガティブな思い込みが、私たちに刷り込まれているということです。

ドラマチックなものを求めすぎると、ありのままの世界を見られず、何が正しいのかもわからなくなってしまう。

こうした本能を抑えるために必要な力が、FACTFULNESS(ファクトフルネス)=データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣です。

本書のタイトル通り、『FACTFULNESS(日経BP/ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド)』では、事実やデータにもとづいた正しい世界の見方について解説をしています。

FACTFULNESS「僕がとくに印象的だったのが、過大視本能についての話題。働いている人ならノルマや売上目標、僕たちだったらCDの売上やライブの動員といった目の前の数字に追われてしまう。そういった数字はもちろん気にしなければいけませんが、その先についても考えなくてはいけない“目先のことに囚われずに、未来を見据えること”は意識していても活動の中でつい忘れがちでした。本質を見失わないことの大切さを改めてこの本から学びましたね。」

そういった気づきが一章ごとにたくさんあったと話す三隅さん「もう一度初心に返してくれた大切な本」として本書を紹介してくれました。一方で読了まで相当な時間がかかったという話も。

「本の内容が難しいだけに、実は何度も挫折してしまって。ほかの本を間に挟みつつ、1か月くらいかけて読み切りました。苦労して読んだ本だけに得た知識も多くて、グループでの活動においても大切にしたいことばかりです」。

錯綜する情報や、ネガティブな言葉に流されないこと「ひとつの例が全てに当てはまる」「すべてはあらかじめ決まっている」といった思い込みを捨てることなど、グループ活動はもちろん、生きていく上で大切なことを考えるきっかけが、本書にはたくさん詰まっています。

FACTFULNESS

¥1,980
発行/日経BP
著者/ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド

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3.心の糧になる言葉とは

最後に紹介してくれたのは、『自分の中に毒を持て(岡本太郎/青春出版社)』。著者である岡本太郎さんは三隅さんが生まれる前にこの世を去ってしまいましたが、本書に記された生き様からは、ポジティブで圧倒的なパワーを受け取ったそうです。

『自分の中に毒を持て(岡本太郎/青春出版社)

自分の中に毒を持て僕、本屋さんがすごく好きなんです。まずは新刊とか話題の本を見て、グルグルと店内を回って、気付いたら2時間くらい過ごしちゃっていることも。一方で、本屋に行く時間が確保できないときはネットサーフィンや動画で本を調べます。そんな中でこの本は、YouTubeの書籍紹介動画をきっかけに知った本なんですよ」と、本書との出会いを教えてくれた三隅さん。

自分の中に毒を持て(岡本太郎/青春出版社)』は、著者の人生観をつづったエッセイであり、1988年に初版が発売され、ロングセラーを続けています“あなたは常識人間を捨てられるか”という副題の通り、興奮と喜びに満ちた自分でいるための生き方を説いた一冊です。

三隅さんは本書を読んで衝撃的だったのが、“言葉の激しさ”だったと言います。オブラートに包むことなく、発せられる言葉の数々には三隅さんを含めた多くの読者が胸を打たれたことでしょう。

  • 危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ
    ほんとうは そっちに進みたいんだ
    危険だから生きる意味があるんだ
  • 私は、人生の岐路に立ったとき、いつも困難なほうの道を選んできた。それが私の人生観だ

数々の名言を残してきた岡本太郎さんですが、三隅さんにとって特別胸に響いたのがこの2つの言葉だったそうです。

三隅一輝,BMK

岡本太郎さんの言葉を読むと、背筋が伸びるような気持ちになるんです」と話す三隅さん。さらに所属事務所の代表である谷口誠治さんの言葉と、岡本太郎の言葉に重なる部分があるように感じると言います

「2018年に名古屋の矢場町に、僕の所属するフォーチュンエンターテイメントの常設劇場が建てられました。当時多くの反対意見を押し切って開設されたと聞いています。きっと反対したほかのスタッフさんは、運営の難しさやコスト面など、さまざまな理由があってのことだと思います。

社長が反対意見を振り切るようにしてつくられた常設劇場ですが、自粛期間中に配信形式でライブを届けることができたのは、間違いなく常設劇場のおかげでした

この本を読んだ時点では、岡本太郎さんが言う危険な道を具体的に想像できていなかったのですが、谷口社長を重ね合わせることによって、岡本太郎さんの考えの一端が理解できたような気がしたんです」。

先ほど紹介した岡本太郎さんの言葉に共感したように、困難に立ち向かっていく社長の姿にも感銘を受けたと話してくれました。

「社長は節目で僕たちに言葉を送ってくれるんです。『東京ではなく名古屋発のムーブメントを起こしていく』という言葉も、昔はあまり現実味がなく、まさしく困難な道だったと思います。でも今は先輩たちの活躍もあって、道が開けてきている。社長のそういった考えと行動力は、岡本太郎さんと重なるところがあると思っていて。だから言葉をいただく度に、『よし!』と気合いを入れ直すことができます」と三隅さん。

これまで多くの困難を乗り越えて、メジャーデビューができた今だからこそ、一層言葉に対する思いが強くなっていった。そう三隅さんの言葉からお話から感じることができました。

強い覚悟を持った岡本太郎さんの言葉や生き様を感じることができる『自分の中に毒を持て(岡本太郎/青春出版社)』。本書から明日を生きる活力を感じ取ってください。

自分の中に毒を持て

¥814
発行/ 青春出版社
著者/岡本太郎

4.終わりに

今回、「逆境に負けない!前向きになれる本」をテーマに本を紹介いただき、インタビューの終わりに、改めてBMKそして三隅さん自身が前向きに活動を続けられる理由についてお伺いしました

「昨年、ファンの皆さんの前でメジャーデビュー決定の発表ができたのに、新型コロナウイルスの影響でメジャーデビューが延期に。きっとファンの皆さんをすごく悲しませてしまったと思います。

メジャーデビューが延期になってしまい、みんなの気持ちが下向きになっていく中で、『自分たちまで下を向いていてはいけない、前向きになろう!!』と強く思ったんですそれがグループ共通の想いだったので、自粛期間中もメンバーみんなでスキルアップを目指して、メジャーデビューをより良いものにするために進化しようと励みました。

そういった中で読書は僕にとって非常に大切な時間であり、今回紹介した5冊からは、前向きに頑張るための元気をたくさんもらいました。皆さんにもぜひ本と向き合う時間を通じて、ポジティブに毎日を過ごしてもらえたらうれしいです」。

読書は不安な気持ちを手放すことができたり、考え事をやめてリセットできたりと、モヤモヤをクリアにしてくれる効果を持っています。

三隅さんもコロナ禍で今まで通りの活動ができず、漠然とした不安を抱える中、「読書を通じて気持ちの切り替えやプラス思考を手にすることができた」と、今回のインタビューで語ってくれました。

普段あまり本を読む習慣がない方も、三隅さんのおすすめの本はもちろん、気になる本を見つけてじっくりと読む時間をつくってみてはいかがでしょうか。

ずっと夢だったメジャーデビューができたことで、僕自身に新しい夢が生まれました。それは、“レコード大賞の舞台に3回立つ”ということです。

一度目は、2018年に和田アキ子 with BOYS AND MEN 研究生として『愛を頑張って』で企画賞を受賞そして二度目は今回のデビューシングル『モンスターフライト』で新人賞を受賞することが目標です。そして最終的には、日本レコード大賞を受賞する、という夢です」。

さいごに、今後の夢を語ってくれた三隅さん。“凧“のように向かい風を受けるほど上昇し、逆境に負けず“怪物級のグループ”であるBMKのこれからの活躍に期待です!

モンスターフライト

¥1,100
発売元/ビクターエンタテインメント

写真=太田昌宏(スタジオアッシュ)

 

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FUMIE MIZUNO

この記事の執筆者FUMIE MIZUNOクリエイティブ・ディレクター

大学卒業後、大手機械メーカーに就職。企画・広報業務を担当するなかで、自分自身で何かを作り上げたいという気持ちが芽生え、転職。2018年エディマートに入社する。学生時代はメディアプロデュースを専攻。テレビ番組や記事制作を通じて、「つくる」ことの楽しさを知り、編集の仕事に憧れを持つように。現在は主に雑誌や新聞の編集・ライター業務とオンライン書店「Emo Books」の運営を担当。食べることが大好きで、グルメ取材が何よりの楽しみ。女性アイドルと猫と野球をこよなく愛する編集者として日々奮闘中!

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