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2022.06.27 Mon

本の紹介

作家、作詞家・児玉雨子さんが選ぶ5冊の本┃言葉を尽くすことの責任を知る「自分の人生に影響を与えた本」

人生で特別な5冊を紹介してもらう連載企画「5冊の本」。

今回お話を伺うのは、作詞家、作家として活躍する児玉雨子さん

アイドル、声優、テレビアニメ主題歌やキャラクターソングを中心に幅広いジャンルの作品を手がける作詞家として活動する一方、小説やエッセイの執筆を行う作家としての顔も持っています。

高校生のときに、とある文芸賞に応募したことがきっかけで作詞家の道へ進むことになった児玉さん。大学では近代文学や海外文学作品を中心に多種多様なテキストにふれ、言葉を探求する日々を過ごしていたそうです。

積み重ねた読書経験は刺激となり、自身のクリエイティブ、さらには考え方や生き方にまで影響が及んでいるのだと話します。

そこで今回は「人生に影響を与えた本」をテーマとし、5冊の本を選んでもらいました。

気鋭の作詞家と評され、老若男女から支持される児玉さんの詩。そのルーツを探り、児玉さんのクリエイティブの一端にふれてみましょう。

※本記事には紹介作品の一部ネタバレを含みます

取材
作詞家・作家
児玉雨子

A-Sketch所属。アイドル、声優、テレビアニメ主題歌やキャラクターソングを中心に作詞提供。 小説やエッセイ執筆も行う。著書『誰にも奪われたくない/凸撃(河出書房新社)』(HPTwitter


水野史恵

この記事のライター/水野史恵(エディマート)

ディレクターとして編集や執筆の業務を担当。主に新聞記事や情報誌などを制作している。雨子さんが作詞した、「VIVA!!薔薇色の人生(カントリーガールズ)」に人生を救われた。

1.わからないからこそ面白い

幼少期は読書に興味はなく、ひたすら大好きな漫画を読み続けていたという児玉さん。小学生のころは少年誌に夢中になり、週刊少年ジャンプの発売が待ち遠しかったそうです。

「暇があれば漫画を読んでいるような生活をしていたのですが、当時少年誌でいわゆる“引き延ばし”が横行していました(笑)。結末が気になるので全然進まないことにヤキモキしているときに、『小説を読んだら解決するのでは』と突然気づいたんです」。

さらには、「あまり良い言い方ではないのですが、誤解を恐れずに言うと、すごくコスパが良いことにも気づきました。電車通学だったので、移動中の暇つぶしでしたね」と当時を振り返ります。

そんなふうに“コスパ重視”で小説を楽しんでいたときに目覚めたのが、近代文学の面白さでした。

「高校生ごろから近代文学や海外文学を熱心に読むようになりました。書いてあることが理解できなくて、何度も読み返して難解な内容を自分なりに読み解くことが面白かったのかもしれませ」。

ジャンルにこだわりはなく、さまざまな作品を楽しんでいた児玉さんでしたが、とくにSF作品が多く心に残ったと言います。

今回、初めに紹介するのは傑作SF作品と名高い『時計じかけのオレンジ』です。

『時計じかけのオレンジ 完全版(ハヤカワepi文庫/アントニイ・バージェス

『時計じかけのオレンジ』といえばスタンリー・キューブリックの映画作品を想像する方も多いのではないでしょうか?

児玉さんも映画を通じてこの作品に出合い、原作である小説にも興味を持ったそうです。

「ウルトラ・バイオレンス(暴力行為)や洗脳などのイメージが強い作品だと思うのですが、私が魅力に感じたのは、行方がわからない若さの表現」

「例えば、繰り返し出てくる『よう、これからどうする?』という言葉。やることがないわけではないけど、やりたいことが一体何なのかがわからない。そんな行き場のない思春期の思いがフレーズのようにリフレインするのが、音楽的な表現に思えて惹かれました」と児玉さん。本書に挟まれた付箋はお気に入りのセリフの登場シーンだと話します。

ほかにも、本書に登場する“ナッドサット”と呼ばれる、作者が生み出したオリジナルの言語も印象的だったとか。

一見すると意味のわからないナッドサットも、活字として読んですごく気持ち良いリズムなんですよ。ロシア語も知らないし、意味はわからないけれど小気味よさが残る。このリズムの良さに何らかの影響を受けているのかもしれませんね」と自身のクリエイティブへの影響を語ります。

そしてこの『時計じかけのオレンジ 完全版』だけに存在するのが、映画版では描かれなかった幻の最終章です

「完全版では主人公のアレックスが映画版では見せなかった、道徳的に成熟してゆく姿が描かれています。それはポジティブな姿勢というより『もう若くない』から、という一種の諦観が私にとってリアリティがありました。ただし『若くなければ価値がない』というエイジズムとは違います。ブリキのおもちゃのように音を立てて進んで、折り合いもつけられずまともに他者とぶつかってしまう〈若さ〉を、アレックスが過ぎ去ってゆくさま。そこに個人的に救われた記憶があります。『こんなにつらい〈若さ〉にも、出口があるかもしれないんだ』と」。

「映画版もキューブリックの独特の表現など、素晴らしい部分はたくさんありますが、小説だと主人公の胸の内がより伝わってくるんですよね」と児玉さん。

映画作品としての『時計じかけのオレンジ』だけしか知らない方は、ぜひ完全版でもその世界観を堪能してみてください。

時計じかけのオレンジ 完全版

¥814
発行/ハヤカワepi文庫
文/アントニイ・バージェス

『完全な真空(河出書房新社/スタニスワフ・レム)』

続いて紹介してくれたのは、同じくSF作品である『完全な真空』。注目すべきは、“架空の書物の書評集”という前代未聞の内容です。

『新しい宇宙創造説』、『ロビンソン物語』『誤謬としての文化』などと題された、一癖も二癖もある偽書物と、その書物に対する熱量あふれる書評を収録。パロディやパスティーシュが満載のユーモアあふれる一冊です。

「この本は何を言っているのかわからなさすぎて面白いんですよね。教養の重さに圧されそうですし、架空の作品の書評というコンセプトや、“虚構を虚構でコーティングした先に出来上がった作品”というパワーも凄まじくて。真面目に読んでいる自分自身もフィクションなんじゃないかと錯覚するような。今こうやって話していても訳がわからなくなってきますしね」と笑う児玉さん。

「実際、正直にわからないと発言することって、少し勇気がいることでもあると思います。その点この本は堂々とわからないと言える貴重な作品かもしれません」。

続けて、わからないことは決して劣っていることではないという話も。

「本を読むときに、“感銘を受けなければいけない”とか“学びにつながらなければいけない”みたいな、ある種の強迫観念があったりしますよね。でも、本当はわからなくていいし、つまらないと感じてもいい。“さっぱりわからなかったけど、なんかいい”みたいな感想でもいいと思うんです。感想に優劣なんてないですからね」と児玉さん。

「それこそSNSで“発信するために読書する”なんてことがある時代ですが、すべてに意味を求めなくてもいいわからないことを楽しんだり、面白がったり。そういう読書もあっていいと思います」。

完全な真空

¥1,375
発行/河出書房新社
著者/スタニスワフ・レム

2.後世の文学や思想に多大な影響を与えた作品

読書の楽しさを知った学生時代の児玉さんが夢中になって読んだ近代文学。中でも、児玉さんにとって印象深い2つの作品について魅力を伺いました。

『金色の死(講談社/谷崎潤一郎)

明治時代末期から大正、昭和中期まで終生旺盛な執筆活動を続けたことで知られる、作家・谷崎潤一郎。

『痴人の愛』『春琴抄』などに代表されるフェティシズムやマゾヒズムの作品のイメージが強い一方、この『金色の死』では「私」と少年時代からの友人である岡村君の人生を「私」目線で描いています。

岡村君は自分の肉体を芸術作品とするために美を追求し、最終的には「絢爛なる芸術の天国」を作り上げるのでした。

「この作品は、谷崎潤一郎本人が“失敗作”と考えていたと言われています。だから、生前に発売された全集にはまったく収録されていません。にもかかわらず、三島由紀夫が掘り返して、事細かく論じているんですよね。個人的にはこの時点ですごく興味深くて、手に取るきっかけとして十分でした」。

谷崎本人が全集から除いたとされる『金色の死』。実際に谷崎による全集には「この全集に洩れたものはほじくり返してくれないやうに」と書いていたそうです。

「三島由紀夫が谷崎の死後、自身の著書である『三島由紀夫の美学講座』でこの作品を批評しています。でもよくよく考えてみると、『金色の死』のナルシスティックな部分や、身体美を礼賛している部分とか、すごく三島っぽくて。本人の心境を想像すると面白いですよね」と児玉さん。

作中、美しい容貌と肉体を持つ岡村君の身体美を「私」は繰り返し礼賛します。加えて随所に散りばめられたナルシスティックな表現。児玉さんも「実在した人なのでは?」と思うほど、岡村君という存在が情熱的に記されています

「文体が美しいのはもちろん、もっと読みたかったなと思わせる力がある作品だと思います。小説は音楽と比べてキャッチ―ではないことが許される、面倒くさい、回りくどい表現と相性の良いメディアだと思うんです。そんな小説の利点を生かして描かれる異常な執着心を読んで体感してもらえたら」。

今回紹介した『金色の死』は大正初期短編集の一篇として収録されています。『三島由紀夫の美学講座』とあわせて読むと、また違った楽しみ方ができるかもしれません。

金色の死

¥1,540
発行/講談社
著者/谷崎潤一郎

続いて紹介してくれたのは、大正・昭和期に活躍した少女小説作家として知られる、吉屋信子の作品でした。

『屋根裏の二処女(国書刊行会/吉屋信子

少女小説の元祖であり、今では当たり前となったモチーフや人間関係を描写した、先駆け的な存在である吉屋信子。1916年に少女雑誌に掲載された『花物語』が圧倒的な支持を得たのちに発売となったのが『屋根裏の二処女』。吉屋信子の小説としては初期の作品にあたります。

女学校の上級生と下級生が擬似姉妹的な関係性を結ぶ、女学生同士の親密な関係を指す「エス(シスター)」と、女性同性愛のあわいを描き出した本書。発表当時、吉屋が描いてきたエスは“仮の同性愛”だと揶揄されることも少なくなかったそう

「当時、吉屋が主に書いてきたこの「エス」という関係ですが、同世代の先進的な女性作家たちは「仮の同性愛」や「異性愛の前段階」だと見做していました。でも、吉屋はそれらを否定して、れっきとした一つの恋愛の形であると主張した。そんな本人の気骨さが伝わってくる、美しく力強い作品だと思います」と、吉屋信子の強い心を称えます。

登場人物の台詞回しに多用される「……」という間や、劇画チックなセリフの数々も吉屋信子の魅力。

「文体がすごく特徴的なんですよね。小林秀雄から『悪文』だと批判されることもあったそうなのですが、音楽的で演劇的、しかしナルシスティックではなく必死に叫び歌っているような文体は独特でクセになりますね」と児玉さん。

今から約100年前に発表された『屋根裏の二処女』。女性のパートナーと一生を添い遂げた吉屋信子は何を思い、本書を書き上げたのか。吉屋の心に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

屋根裏の二処女

¥2,090
発行/ 国書刊行会
著者/吉屋信子

3.「言葉の持つ力」にまっすぐ向き合う

最後に紹介してくれた『奇貨』は、児玉さんが大学生のころに出合い、感銘を受けた作品だと言います。

『奇貨(新潮文庫/松浦理英子)』

男友達もなく女との恋も知らない変わり者の中年男性・本田と同居する、10歳年下のレズビアンの女性・七島美野の関係性を描いた本書。はみ出し者同士の本田と七島は、何でも話せる友情関係であり、そこに恋愛感情は存在しません。しかし、七島に彼より親しい女性の話し相手ができたことで、友人を奪われたという嫉妬に駆られて、本田の行動は奇怪にねじれていくのでした。

“普通”からあぶれる人とか、そうじゃなくなる瞬間とか、性的マイノリティの言葉はもちろん、同時にマジョリティの中に覆い隠されている”普通じゃない”ものも、松浦さんはすごく丁寧に描いています。男性である本田の『同性の友達がほしい』という感情とか、すごく切実で」。

そう児玉さんが言うように、メジャーの枠外にいる人のリアルな人間関係をなおざりにすることなく描いた本作。今でこそたびたび口に上るジェンダー問題についても、発売時の2012年時点でフォーカスしていた事実にも驚くばかりです。

また、物語の構成だけではなく、言葉の一つひとつが印象的だと言います。

“半端ヘテロ”とか“友達ロマンス”といった小説ならではの造語は鋭く、説得力がある。私にはひんやりと感じますが、しかし決して傷つけようとして言っているわけではないんですよね。そのかっこよさも魅力ですね」。

さらには、「文章だけでこんなにも張りつめた空気感が表現できるのか」と、読了後に感じた衝撃を語ります。

人間関係は決して単純ではないという、誰しもが実感したことのある感情を呼び起こしてくれる本作。本田にとっての奇貨とは何なのか。その顛末を確かめてみてください。

奇貨

¥506
発行/新潮文庫
著者/松浦理英子

4.言葉を尽くし、選び取る責任

児玉さんが作詞家の道へ進むことになったのは、高校時代にある文学賞に応募したことがきっかけだったそうです。残念ながら受賞は逃したものの、選考に残ったことを聞きつけたテレビ局のプロデューサーから番組のテーマソングの作詞の依頼を受けることに。

以降、大学に通いながら作詞の仕事を続け、現在ではハロー!プロジェクトを中心にさまざまなアイドル・アーティストへ歌詞を提供しています。

そんな児玉さんが2021年に初の著書となる『誰にも奪われたくない/凸撃』を刊行。発売までの経緯は意外なものでした。

「大学時代は文学部に在籍しながら作詞家として活動していたのですが、アイドル楽曲の作詞という仕事を軽視するような発言を受けることもあって。刹那的で消費される歌詞ではなく、後世に残る小説を書くべき、なんて言葉をかけられることも。その反骨精神で作詞の仕事に一層精を出すようになりました」と児玉さん。

その後、作詞のお仕事を定期的に受注するようになったこともあり、目の前の仕事を精一杯取り組んでいたと話します。しかし、小説を書くことを諦めきれなかった児玉さんは、コロナ禍をきっかけに本格的に小説執筆を計画。そんなとき偶然にも依頼を受け、執筆したのが『誰にも奪われたくない/凸撃』でした

『誰にも奪われたくない/凸撃(河出書房新社/児玉雨子)』

表題作の誰にも奪われたくないでは、​作曲家のレイカとアイドルの真子が親密になっていく姿とその背景にある現在社会の生きづらさ、複雑な人間関係の煩わしさが描かれています。

もちろん内容はフィクションですがアイドルと作曲家という関係性は、児玉さんの姿を想像し、重ね合わせる読者もいるのではないかと思うほど、現実の児玉さんと近しい設定です。

「芸能界小説やアイドル小説はこれまでにたくさんありましたし、『推し、燃ゆ(宇佐見りん)』のような推しを見ているファンの心情を描いた作品もある中で、編集者に『近くにいるけどファンではない人の心情を知りたい』と言われて、題材にしてみようと思いました」。

ライブにおいて「本マイク」を持てるアイドルと「ダミーマイク」を持たされるアイドルの差など、アイドル文化に造詣の深い児玉さんだからこそ描けるシーンが満載。一方で、“これがアイドルのリアルなのか?”と目をそむけたくなるシーンも。フィクションとはわかりつつも児玉さんの描くアイドルの生々しさ、リアルさに心が動かされます 

また、本作にはiPhoneSE2やAirPods Proなどの固有名詞がたびたび登場します。

「楽曲の場合、許諾の関係で固有名詞を簡単に使うことは難しいのですが、小説だとそれがかなうのでうれしくて(笑)。現代社会においてのスマホって、画一化の象徴でありながら、同時にパーソナリティが表れる道具だとも感じています。iPhoneなのかandroidなのか、常に最新機種を使用しているか、バッテリーだけ買い換えて使っているか、とか」。

児玉さんが言うように登場人物の持ち物からも個性を感じられるのも面白く、画面の割れたiPhoneSE2、左耳だけなくなったAirPods Proなど、さまざまなアイテムが作中に散りばめられ、物語を彩ります。

児玉さんは作家として執筆活動を行う場合、作詞の仕事ではできないことをしているという話も

「ものを書くことを“言葉を紡ぐ”と表現することがありますが、私にとって書くことは“絞り出して、切り出す”行為であり、段落を区切るときは“半身を斬る”気持ちでいます言葉って万能で優しいものではなくて、暴力的なものであると思っていて。だからこそ、歌にはできない言葉も少なくありません。でも小説なら読者が本を閉じて読むのを止められる。歌詞は音楽的な楽しさのほうが強くて、一方で小説は私の自我が出ているかもしれません」。

その言葉の通り、児玉さんが覚悟を持って生み出した『誰にも奪われたくない/凸撃』。次に本書を読む返すときには、“「わたし」を奪われたくない”という覚悟と真っ向から向き合いたいと思うばかりでした。

誰にも奪われたくない/凸撃

¥1,694
発行/河出書房新社
著者/児玉雨子

5.終わりに

高校3年生で作詞家として活動をスタートして以来、アイドルや声優、アニメソングなどを中心に170以上の作品を手がけてきた児玉さん。

インタビューを通じて強く感じたのは、言葉と向き合う姿勢がどこまでも一途で真摯であること。そんな児玉さんは歌詞や文章をつくるときに「どこかで誰かを傷つけているということを忘れない」ことを意識しているそうです。

「作詞をするときに、自分の意図していない捉え方をされてしまうかもしれないと不安になることもあるのですが、世に出る作品は自分で選び抜いて最後に残った言葉。だから、その言葉に万が一加害性が生まれてしまったとしたら、責任を持たないといけないと思っています。だからといって、誤解を『不正解』と決めるのも広がりがありません。それは書き手の支配欲だと思っています。言葉や意味を信仰しない。これは作詞をしていたからこそ気づけたこと。小説で自分の書きたいことを書くときも、その責任は全うしたいです」。

これまでの読書経験から多くの言葉にふれ、影響を受けた児玉さんだからこそ、自分の在り方すら変えてしまう言葉の力を実感しているのかもしません。一方で、児玉さんが懸命に生み出した言葉や歌詞に救われている人がいるのも事実です。

作詞家・児玉雨子の根源と言っても過言ではない、豊富な読書経験。今回ご紹介したのは、とくに影響を受けた特別な5冊です。

ひたむきに言葉と向き合う児玉さんが、どんな言葉や表現に心惹かれたのか、ぜひ作品を通じて感じ取ってみてください。

写真=藤原慶

 

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FUMIE MIZUNO

この記事の執筆者FUMIE MIZUNOクリエイティブ・ディレクター

大学卒業後、大手機械メーカーに就職。企画・広報業務を担当するなかで、自分自身で何かを作り上げたいという気持ちが芽生え、転職。2018年エディマートに入社する。学生時代はメディアプロデュースを専攻。テレビ番組や記事制作を通じて、「つくる」ことの楽しさを知り、編集の仕事に憧れを持つように。現在は主に雑誌や新聞の編集・ライター業務とオンライン書店「Emo Books」の運営を担当。食べることが大好きで、グルメ取材が何よりの楽しみ。女性アイドルと猫と野球をこよなく愛する編集者として日々奮闘中!

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