2019.05.13 Mon
アルバイトから正社員へ。編集者を目指す人に知ってほしい「就活」の考え
新入社員の恒川です。
私は2018年10月、大学在学中にアルバイトとしてエディマートで働き始め、今年4月に新卒で入社しました。
就職活動を準備し始めたころ、編集やライターの仕事がしてみたい!でも、どうすれば編集の世界に入れるの?と、一度は途方に暮れたものです。
そして導き出した答えが「アルバイトから始める」という道でした。そんな「就活」の方法もあるってこと、ぜひ知ってほしいです。
1.編集者になるための就職活動とは
就職活動というと、大手サイトを利用して何十社と受ける学生が多い今の世の中。
インターンシップやOB・OG訪問など、解禁前からやれることも山のようにあります。また、その経験は現場の空気を感じることができる絶好の機会ですよね。
さらに毎年3月になると、企業へのエントリーや合同説明会への参加など、本格的な就職活動をスタートさせていくという流れが一般的。6月ごろまでには、多くの就活生が内定を得ている状態になります。
周囲の友人たちは、自分が興味のある業界だけではなく、幅広くさまざまな業種にエントリーしておく、という子がやはり多かった印象。3月に入ると、面接やSPI適性検査の対策など、就活に関する情報共有を行う姿もちらほら。
ところが私は、大学4年の夏まで、そのスタートラインにも立っていませんでした。
いいえ、正しくは、編集者へのルートを模索していたのです。
未経験からスタートした編集の世界
「編集プロダクション 新卒採用」と調べたことがある方はご存知かと思いますが、新卒採用を募集している編集の会社は全国的にもごくごく少数。求人サイトを見ても、社員になるには経験実績を問われるケースが多く、こと「新卒の正社員入社」で考えると狭き門なのです…。
では、未経験どころか学生だった私は、どのようにして編集の道へ足を踏み入れることができたのか?それが、
- 編集アシスタントとしてアルバイトを始める
という方法でした。
それまでのアルバイト経験は、大学の3年間で続けたスーパーのレジ打ちのみ。会社での業務経験なんて、全くなかった私。
服装は?電話応対の仕方は?そもそも社会人マナーや礼儀作法、大丈夫かな…と、面接を受ける前から不安ばかり。
ですが、「社会人を先取りできるようなものだ!」そんな気持ちで、何でもやってみよう、慣れるまで頑張ってみよう、と思うことにしました。
2.アルバイト時代に得たもの
とはいえ、周りの人間からは「就活しないの?」と心配されました。一般的に「就活をしなかった」というと、とてもネガティブな印象を受けるかと思います。
ですが、これは違います。晴れて無事に入社を果たした今だから言えますが、
- アルバイトの採用面接から新卒入社の内定までが私にとっての「就活」
- さらに言えば、アルバイトとして過ごした期間は「研修」にとってかわるもの
と捉えてみると、どうでしょうか。捉え方は人それぞれです。私は、この選択が間違っていなかったと胸を張って言えます。
どんな経験も自分を支える糧に
面接時に「正社員を目指したい」と明言していたこともあり、アルバイト時代から校正送りや原稿執筆、取材、WEB記事の制作など、さまざまな経験をさせてもらいました。
こうして早くから業務に携わることで、
- 会社の雰囲気や社風にも慣れ、仕事の流れや作業をある程度まで把握することができた
- 実際に現場で働くことで、自分が編集という仕事に向いているのか、見つめ直す機会にもなった
- 新卒入社後、すぐに動くことができた
ということを、ひしひしと実感している今日この頃です。
まだまだ新人として学ぶことで溢れている毎日ですが、自分の中で前もって基礎を作ることができたという点は、大きな糧になっています。
3.最後に
今回は、私がアルバイトから編集者になるまでの経緯をお話しました。
就職活動は「もっと自由に」「個性を出して」「私服で面接」、そんなことが言われるようになってきたのも最近のこと。選択肢もだんだんと広がりつつあります。
固定概念にとらわれず、自分の置かれている状況や目指すものに合わせて見つけた私なりの「就活」。編集の道を模索している方に届けば嬉しく思います。
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