2019.07.17 Wed
デザイン発注のコツ|指示は具体的にしてスムーズに仕事をしよう!
こんにちは。 デザイナーの豊島です。
デザイナーに仕事をお願いした時、仕上がりがイメージと違うことはありませんか?
「ちゃんと指示はしたのに!」
ということであれば、デザイナー側がきちんとヒアリングできていなかった可能性が高いです。しかし「ちゃんと指示した」の“指示”が正確にできていない可能性もあります。もしかして、「いい感じのデザインでよろしく!」なんて指示ではなかったですか?
そこで今回は、せっかく作ってもらったのに大修正!なんてことにならないよう、デザイン発注時にここだけは押さえておきたいコツを紹介します。
目次
1.デザイン発注のコツ①最終的なゴールの共有をしよう
デザイン発注で失敗する際は、最終的なゴールの共有ができないまま制作を進めてしまうことがほとんどです。最終的なゴールの共有をして、発注側と受注側の思い込みのズレをなくしましょう。ポスターを制作するのであれば、なぜポスターなのか、誰がターゲットなのか、いつ展示するものなのかなど、5W1Hを共有した上で実際の制作を進めましょう。5W1Hが共有できていれば、まず間違いはないです。
- When(いつ)…いつ実行されるのか
日時、期限、タイミング、期限、頻度など
- Where(どこで)…どこで使用するのか
新聞、雑誌、DM、店頭、資料請求など
- Who(誰)…誰がターゲットか
男性、女性、年齢、家族、独身、既婚など
- What(なにを)…何を伝えたいのか
価格、商品、会社案内、学校案内、イベントの告知など
- Why(なぜ)…なぜ行うのか(目的)
集客、告知、売り上げ、紹介など
- How(どのように)
手段、方法、テクニック、段取りなど
2.デザイン発注のコツ②的確な指示を心がけよう
デザイン発注をする際は、的確な指示を心がけましょう。
「的確な指示ってなに?」と思うかもしれません。これは、発注側がイメージする仕上がりをデザイナー側に正確に伝えることができる。これができれば的確な指示ができた、ということになります。
「デザインの仕上がりがイメージと違ったから、またイチから指示をし直し!」
これでは発注側もデザイナー側もただ疲れるだけですよね。私も前職のときから外注のデザイナーさんにデザインを発注することがありましたが、これまでにも何回か失敗したー!ってことありました…。自分ではちゃんと伝えたのにと思っていても、こちらが思っていることは的確に指示をしないと相手には意外と伝わらないものです。
では、具体的にどうすれば、的確に伝わる指示ができるのでしょうか。
手書きのラフを書いてみる
的確な指示をするために、イメージする紙面をラフにしてみましょう。ラフというと少し難しく聞こえるかもしれませんが、デザイン発注のラフは簡単なラフで大丈夫です。紙面上部にタイトルがきて、真ん中あたりに商品○点くらいを紹介、紙面下部にはお店のデータを入れたい。このくらいシンプルでも大丈夫です。
あとは、デザインの雰囲気などはメールや電話で補足の説明をしてもいいですが、実際に会って打ち合わせをすると、顔を見てやりとりできるので今後の仕事がやりやすかったりします。
3.デザイン発注のコツ③あいまいで抽象的な表現は避ける
的確な指示をするためには、あいまいで抽象的な表現は避けましょう。
「かっこいい感じ」「かわいい感じ」「いい感じ」などといった表現は、個人によって想像するものが全く違うため、受け取る側には伝わりづらくなります。Aさんの「かっこいい感じ」はクールでスタイリッシュなイメージかもしれませんが、Bさんの「かっこいい感じ」はアメコミっぽいポップなイメージかもしれません。
みんながみんな同じイメージを持っているなんてことは思わず、イメージしやすい具体的な言葉で表現しましょう。
具体的なイメージ(写真や資料)を共有する
自分がイメージするものが明確にある場合は、参考になる資料などがあるといいでしょう。パンフレットや雑誌などの印刷物があるとわかりやすいです。
あまり具体的な資料がなければ、写真などでもある程度のイメージを伝えることができます。旅行のパンフレットを作るのであれば、訴求したいものが楽しそうな女子旅なのか、それとも高級感があるラグジュアリーな雰囲気の旅行なのか、はたまた大自然の中でアクティブに行動する旅行なのか。そのような写真があれば十分にイメージを共有することができます。
デザイン発注はイメージの共有と的確な指示が重要
いかがでしたでしたか?
デザイン発注のポイントを紹介しました。
今まで、なかなかイメージ通りのものが仕上がってこないとモヤモヤしていた発注側もそうですが、相手の要望が上手に聞き取れなかったデザイナー側も、紹介したポイントを参考にコミュニケーションが取れるといいですね。
あとから大修正の指示をしなくてもいいように、発注側もデザイナー側もお互いが気持ち良く仕事ができるように、イメージの共有と的確な指示を心がけましょう。
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