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2019.11.05 Tue

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“心が折れた”あの仕事…。取材の失敗から学んだコト

仕事での失敗を生かすクリエイティブ担当の礒永です。

どの業界や職種でも、入社や転職当初は仕事を覚えたばかりで苦労した経験はありませんでしたでしょうか?私は編集の仕事をして約12年になりますが、駆け出しのころは失敗の連続…。武勇伝というほどではないですが、苦労した仕事はたくさんあります。

なかでも取材にまつわる仕事の中で、“心が折れそう…”なほど大変な思いをした仕事も…。ただその経験があったからこそ、その後の仕事に生かせた学びもあるのです。過去の3つのケースから得た、教訓をお伝えします。

1.飲食店取材のアポ入れ電話にて

電話取材での失敗掲載依頼をする際には、まず取材先に電話をすることが一般的です。掲載する媒体の説明と取材内容を伝えるのですが、その入り口でつまづいてしまいました。

アポ入れ電話中にガチャ切りされる

大衆食堂をテーマにしたムック本を制作しているときでした。掲載候補は、年季の入った店構えの老舗ばかり。定食や麺類を取りそろえる食事処で、学生やビジネスマン、地元住人に愛されている庶民的な店です。電話で “ 掲載 ” や “ 取材 ” という言葉を出すとすぐ…

そういうのは一切断っとるんだわ~
うちは広告やらんから!!

と、一方的に電話を切られることが多かったのです。

心が折れた…ポイント

  • 断られる数の多さ
  • 編集ページでの無料掲載だが、広告の有料掲載と勘違いされる
  • そもそも話を聞いてもらえない

ガチャ切りされたあとの虚無感といったらもう…。しばらく受話器を耳に当てたまま固まり、ゆっくりと下ろしていくのです…。 取材に慣れていなかったり、無料掲載という存在を知らなかったり することが、お断りの一因だったのかもしれません。

学び「要点を最優先に。時には足を延ばして」

エディマートが担当する飲食店取材の多くは、編集ページの無料掲載の案件です。そのような飲食店に対しては、 “広告ではない無料掲載のお願い”であることを最優先に説明 するようにしました。そのあとに媒体や特集の概要を話し、要件である現地取材については最後に相談しています。それでも断られそうだったり理解してもらえなかったりした時は、 直接お店に出向いていました 。過去の参考誌面を見せながら説明すると、「なんだそういうことか!」「無料ならぜんぜんOKだよ」と分かっていただけることが多かったです。

 

2.ミュージシャンのインタビュー取材にて

大物ミュージシャンのインタビュー企業の社長や社員、ドクター、介護福祉士、タレントなど多種多様な方々へのインタビューを担当してきましたが、とあるミュージシャンのお話です。

大物ミュージシャンの言葉に絶句

CDアルバムを発売し、そのアルバムをひっさげた全国ツアーのプロモーションのため、さまざまな取材を受けていた大物ミュージシャン。私が担当した媒体でも、その聴きどころや見どころを紹介することに。ツアーの見どころを聞こうと…

インタビュアー

コンサートでは、今回ならではの演出はあるのでしょうか?

と聞いたところ…

“コンサート”じゃないよ? “ショー”だよ、“ショー! いろんなところでずっと言い続けてるけどね。

大物ミュージシャン

とのお答えが。

心が折れた…ポイント

  • 大物ミュージシャンにとって当たり前のフレーズを間違えてしまった
  • 周りに所属事務所やレコード会社のスタッフ、掲載媒体の担当者がいるという状況

ただ最後に「読者へのメッセージをお願いします」と聞くと、「名古屋の皆さん、ぜひコンサートに来てくださいね」とおっしゃったのはココだけの話。

学び「事前準備の大切さ」

当たり前のことなのですが、 事前準備の大切さ を本当に痛感しました。今回のケースは、過去のインタビュー記事を確認していれば防げたことでしょう。とくに インタビューにおいては、その人が大切にしている言葉や想いがあります 。質問項目だけではなく、それらをしっかりと理解したうえで望むことが重要です。

 

3.2ページで1軒を紹介する飲食店取材にて

飲食店1軒を、写真も文章もたっぷり見開きで掲載する特集。このケースは、取材現場ではなく、社内で起きたことでした。

社長による原稿チェック「取材が浅い」

社長からのダメ出し飲食店取材も数をこなし、自分でも慣れてきたと感じていた入社2年目。意気揚々と原稿を書き上げた私は社長に確認してもらったところ…

社長

全体的に、何が言いたいのか分からない…。とにかく取材が浅い!

と一蹴されました。さらに…

社長

この写真は何?いらないよ!

と撮影写真についてもご指摘を。

結局、再度お店に行き取材と撮影をすることになってしまいました。再取材&撮影ということで先輩社員に同行してもらい、現場で取材と撮影ディレクションのアドバイスを受けました。

心が折れた…ポイント

  • わりと長文を書き上げた後のオールボツ判定
  • わりと自信のあった撮影写真のボツ判定
  • 店舗、カメラマン、先輩社員にかけた迷惑

学び「掲載ボリュームに応じた取材量」

2ページという掲載ボリュームにも関わらず、少ない情報で原稿を仕上げようとしていました。いまでは、 掲載スペースや文字量を考慮して、具体的に聞き出す情報の量も考えています 。また、ただ単に取材も撮影もすればいいのではなく、その 特集内容やテイストに合う原稿と写真にしなければなりません 。そして、なにより飲食店取材に慣れたことによる、おごりが生じていました

4.最後に

失敗したことを反省し、その後に生かすのは当たり前のこと。経験を積むことはいいことですが、“慣れ”は効率アップにも怠慢にもつながります。“慣れ”におごらず、取材対象を見極めた仕事をしていきたいと思います。

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RYOTA ISONAGA

この記事の執筆者RYOTA ISONAGAクリエイティブ・マネージャー

名城大学理工学部を卒業後、トヨタ系の自動車部品製造業に就職。「勉強したことを仕事に」という仕事の向き合い方は、次第に「好きなことを仕事に」という考えに変化。まったくの他業界から、2007年にエディマートに飛び込む。取材デビューは温泉旅館。現在では取材執筆もこなしながら、編集業務を中心に担当。ライターやカメラマンをはじめステキな外部ブレーンの方々と、上下ではなく横に並んで、ともにイイモノを創っていきたい。プライベートでは、二児の父親として奮闘中。ワークライフバランスを大切に。

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