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2021.04.09 Fri

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「芸能人インタビュー記事」の作り方。事前準備と取材時の心得を実例交えて紹介。

「芸能人のインタビューに挑戦してみたい」
「インタビューの予定があるが、どのように進めればいいかわからない……」
そんな方はいらっしゃいませんか?

スタッフのほとんどを編集者が占めるエディマートですが、実はライターとして原稿を書く仕事も少なくありません。当社で積極的に取り組んできたライター仕事のひとつに、著名人のインタビュー仕事があります対象となるのは、俳優やアイドル、芸人、ミュージシャン、映画監督、スポーツ選手などさまざま。

では実際にどんな方をインタビューしてきたかというと、当社の場合は新作映画のプロモーション記事の制作をすることが多く、出演する俳優が相手となることがほとんど。例えば役所広司さんや松坂桃李さん、木村拓哉さん、中谷美紀さん、長澤まさみさん、などが挙げられます。

テレビや雑誌でよく目にする芸能人を目の前に話を聞くとなると、ほとんどの人が緊張することでしょう。しかしこちらは、彼らの作品に対する想いをしっかりと読者に伝えなければなりません。
もちろん経験を重ねた当社のスタッフでも、毎回緊張はしますし、気を遣います。しかし、配慮すべき点を心得て、準備をしっかりとしておけば、芸能人のインタビューであっても恐れることはありません。
今回はこれまでの当社のインタビュー経験から得た取材のコツを、実績とともに紹介します。

 

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1.取材前にやっておきたいこと

新作映画のプロモーション記事の制作が多いということもあり、著名人インタビューの中で当社が担当した取材対象者の多くは俳優、いわゆる芸能人という職業の方々です。

取材対象者が人気の芸能人など多忙な方の場合、多くの取材が集中します。そのため、取材日時は先方から指定されることがほとんど。決められた取材日までに、自信を持って取材に臨めるよう準備を整えましょう。

基本情報を予習

取材対象者についての基本情報はしっかり確認を。プロフィールはもちろん、可能ならプロモーションの対象となる作品も観ておきたいもの。試写会やDVDの貸出などがないか確認しましょう。また、紹介作品の監督や共演者との過去の仕事も知っておくと安心。当社では該当作品だけではなく、最近の出演作もなるべく観るようにしています。質問案を作成する際の参考や、取材時に会話がふくらむきっかけになるかもしれません。

取材形式の確認

取材対象者が人気の人物であればあるほど、多くのメディアの取材が集中します。メディアごとに取材時間を確保するのが難しい場合、合同取材という形式が用いられます。取材対象者を数人の取材者が囲み、順に質問していく取材方法です。単独取材に比べて、質問できる回数や時間が制限されてしまうので、取材形式は事前に確認しておきましょう。

持ち物の準備

インタビューの内容をすべて書き留めるのは大変なので、ICレコーダーでの録音がおすすめです。

また、後日でき上がった原稿を関係各所に確認を取る必要があります。配給会社や取材対象者の所属事務所の担当者、マネージャーなどと名刺交換をし、連絡先を確認するのを忘れずに。ちなみに芸能人本人に名刺を渡すことはほとんどありません。

取材時の持ち物はこちらを参考にしてください↓

  • ・ICレコーダー
  • ・名刺
  • ・メモ帳
  • ・筆記用具
  • ・時計
  • ・プロモーションの関連資料があれば

 

質問案の作成

取材対象者の所属事務所や、宣伝会社、配給会社などが事前に質問内容をチェックすることもあります。今回の取材の趣旨とかけ離れた質問はないかどうかを見られるだけでなく、人によっては「この話題には触れないで」というタブーがあることも。例えば過去には、恋愛や結婚、家族などプライベートな話題がNGとなったことがありました。もし事前の提出が必要ない場合でも、できるだけ質問案の作成をおすすめします。緊張して質問する内容を忘れてしまう可能性もあるので入念な準備が必要です。

質問は取材時間に合わせて、適当な数を用意しましょう。例えばインタビュー時間が20分程度なら、7~8問ほどあればよいと思います。簡潔な答えで進む可能性もあるので、質問することがなくなって焦ることのないよう、少し余分に用意しておくと安心です。

 

2.取材時に心がけること

現地には早めに到着を

どんな取材でも言えることですが、相手を待たせるわけにはいきません。特に芸能人取材は東京で行われることが多く、地方から取材に行く場合はしっかりと時間に余裕をもって現地に到着しておくことをおすすめします。「新幹線が遅れて…」などと言い訳したところで、相手は待っていてくれません。エディマートは名古屋にあるので、東京での取材の場合はいつも1時間前には到着し、近くのカフェで予習しながら心を整えるように心がけています。

質問は臨機応変に

用意してきた質問に対して、思い描いていたような回答が得られない、意外と話がふくらまないというケースもあります。相手に意図が伝わっていない可能性もありますので、聞き方を変えてみるというのも一案です。それでも反応が良くなければ、あまり興味がない、答えたくない話題かもしれませんので、どうしてもという内容でなければ、次の質問に移りましょう。ただし、じっくり考えて言葉を選ぶタイプの方もいらっしゃいますから、相手の反応を見ながらその場に合わせた対応が大切です。

インタビュー例(予想外の回答が返ってきたパターン)

ライター
 

感極まって涙を流す○○のシーンが特に印象的でしたが、あの時はどんな気持ちで演じられたのでしょうか?

(役の心境などをふまえた回答を期待した質問)

 

う~ん……そうですねぇ。何か具体的に考えていたわけでもなく、台本に“泣く”とあったので、その通りに演じました。


芸能人

ライター
 

え!?そうだったんですね……。役に感情移入したりとかせずに、あんな風に泣けるものなんですね!

(シンプルな回答が返ってきて、どうしようと内心ドキドキ)

 

僕の場合は意外とそんな感じですね(笑)


芸能人

ライター
 

そうすると、普段の撮影でもあまり役に入り込むタイプではないですか?

(今のままでは記事にしづらいので、もう少し掘り下げる質問を)

 

ええ、深く役に入り込んだり、事前に役作りをしたりといったことはしないほうで、現場で監督と相談しながら演じることが多いです。やっぱり監督が考えているイメージを大切にしたいので、台本をしっかり読み込むようにしています。


芸能人

一問一答ではなく会話を意識

取材時は質問案を手元に置いておくと安心ですが、なるべくスムーズに質問できるよう、すべて頭に入れて臨むことを心がけましょう。質問することや、聞いたことを書き取ることに必死になりすぎると、相手との会話が疎かになってテンポが悪くなってしまいます。キーワードをメモする程度にして、会話することを意識するとよいでしょう。

残り時間を意識しよう

当社が経験した芸能人インタビューでは、取材時間は撮影ふくめ20~30分程度ということがほとんど。話の流れもありますが、これだけは聞いておきたいという質問は早めに聞いておきたいもの。残り時間に応じてどの質問を投げるべきかを考えながら進められるとよいでしょう。

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3.取材後にやること

“らしさ”が伝わる原稿を

インタビューが終われば、録音データの文字起こしをして、締め切りまでに原稿を作成します。当然、読者には本人の言葉として受け取られるので、口調や言葉選びなどが本人とかけ離れないように心がけましょう。過度の脚色にならないように注意しながら、適度に言葉を補ったり言い換えたり。取材対象者の人となりや発言の真意が伝わる記事を目指し、その場の空気感を記事に反映するためにも、取材後はなるべく早めに原稿に取り掛かるとよいでしょう。

4.芸能人インタビュー記事の実例を紹介

中日新聞・福山雅治さんインタビュー

☆映画『マチネの終わりに』の公開にあわせて、主演の福山さんにインタビュー

大人の恋愛が描かれた本作について、見どころや結末の捉え方など、お話を伺いました。映画のあるシーンについての質問の際、「あなたはどう思いましたか?」と逆質問が。事前に原作も映画も見て、自分なりの考えをまとめていたので慌てることなくお答えすることができました。福山さんと会話をするような時間が持てる良い経験となりました。

中日新聞・「MUNEHARU!!! 」星野源さんインタビュー

☆映画『引っ越し大名!』で主演を務められた星野さんにインタビュー

作品の見どころをはじめ、役者としてもアーティストとしても幅広く活躍されている星野源さんならではのお話をたくさん伺いました。終始なごやかで、優しく自然体な星野さんの人柄が感じられるインタビューとなりました。

中日新聞・「MUNEHARU!!! 」 松たか子さんインタビュー

☆映画『ラストレター』で主演を務められた松さんにインタビュー

「手紙」や「初恋」にまつわる映画のお話はもちろん、ご自身の忘れられない初恋話や手紙についてもふみこんでお伺いしました。松さんの飾らない人柄のおかげもあり、プライベートな部分についてたくさんお話しを伺うことができました。

中日新聞・「介護&高齢者ホーム選びに困ったら最初に読む本」綾戸智恵さんインタビュー

☆母親の介護体験のある綾戸さんにインタビュー

さっぱりとした性格で明るい笑顔が印象的な綾戸さんが、介護を体験して感じていること、向かい合い方について語ってくれました。介護というデリケートなテーマであるため、表現に細心の注意を払いながら、綾戸さんらしい言葉をきっちりと伝えられことを意識しました。

 

日本ドリコム・「Dolce Vita bis」家入レオさんインタビュー

☆夢に向かってがんばる女子高生に向け家入さんからメッセージ

女子高生に向け、進学情報や女性の社会進出、トレンド情報などを発信する「Dolce Vita bis」。読者にもファンが多い家入さんに登場いただき、音楽活動への想いとともに、女子高生に向けたメッセージをうかがいました。これから社会に出ていく女子高生が、自分自身の未来を重ね合わせられるよう、家入さんへ投げかける質問も工夫しています。

 

5.最後に

いかがでしたか。芸能人のインタビューは、なかなか会うことができない人物と直接話せる貴重な機会です。めったにないチャンスを活かして楽しく会話をするという意識も大切かもしれません。そうした会話のなかで、飾らない思いや言葉が聞き出せたなら、やりがいや喜びもひとしおです。
みなさんもインタビューをする際は、ぜひ今回お話した点を参考にしてみてください。当社は芸能人のみならず、相手に気持ち良く話してもらう「気持ちを聞き出すノウハウ」でインタビューのお仕事に評価をいただいています。もし、お困りのことがありましたら、お気軽に当社にご相談ください。

 

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MICHIKO SUZAKI

この記事の執筆者MICHIKO SUZAKIクリエイティブ・マネージャー

関西大学在学中、カンボジアの少年と出会ったことをきっかけに、無関心を卒業すべく17か国をめぐる地球一周の船旅に出る。知ることの大切さと伝えることの難しさを感じ、編集という仕事を志すことに。2009年エディマートにアルバイト入社し、4カ月後に正社員に。主にエリア情報誌(飛騨高山と伊勢志摩が得意!)や新聞広告、子ども向け新聞などの編集・ライター業務に携わる。なかでも映画関連の俳優・監督インタビューと、国内外問わずカメライターとしての旅取材経験多し。九州生まれ。

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