2020.02.26 Wed
編集者の仕事って?給料は?必要なスキルは?さまざまな疑問にお答えします。
こんにちは、クリエイティブ担当の木村です。
早速ですが、編集者に興味を持たれている方にお聞きします!
「編集者のこと、どれくらい知っていますか?」
なぜ、このような質問をしたかというと…。入社前の私は、編集者に対する知識が全くと言っていいほどなかったからです。
未経験で入社した私は、さまざまな不安や疑問を抱えて”編集業界”という門をたたいたことを覚えています。編集の仕事に興味がある方は、当時の私のようにたくさんの疑問を持ち、ネットで「編集者 とは」と検索をして情報収集をしているのではないでしょうか。しかし、「情報が多すぎてどれを見ればいいのかわからない…」ということもあると思います。
そこで!私が入社前に実際に抱いていた疑問や、ネットで多くの方が抱いている疑問をまとめてみました。入社して半年、編プロで実際に働く私の経験も含めて赤裸々にお答えします。
目次
1.仕事内容編
編集者の仕事は企画から印刷まで一連を担当!
そもそもだけど、編集者って何をするの? |
編集者は、書籍や雑誌、webなど、あらゆるメディアの企画から編集までの作業に携わっています。一体、どんなことをしているのか制作の一連の流れを以下にまとめてみました。
1.企画立案
2.予算取り
3.ラフ(誌面のレイアウト)作成
4.取材(時には撮影も)
5.原稿作成や写真のとりまとめ
6.校正や校閲をして間違いがないかをチェック
7.印刷会社へ渡す or web上に公開
8.次の企画立案
このように企画立案から取材、原稿作成などをメインに担当しています。
もちろん、関わる媒体によっては仕事内容が異なりますので、こちらはおおよその流れ。ラフを考えたり、校正の確認をしたり、時には撮影だってしているんです。
編集者の1日はスケジュールの組み立てが大切!
クリエイティブの仕事って時間の使い方が自由なイメージ…。実際のところはどうなの? |
私の1日のスケジュールをご紹介します。取材で外出する時も多々ありますが、こちらは終日社内にいるスケジュールです。
・業務内容の確認。1日何をするのかメモをし、整理をしていきます。 ・メールの確認。急ぎの対応が必要な連絡もあるため、要チェックです。
リサーチや先方連絡など、優先順位を決めて作業に取りかかります。
1時間の休憩です。エディマートでは休憩の開始時間が決まっておらず、自身のタイミングで休憩を取ることができます。
取材先へのアポイント。グルメ記事を担当することが多く、飲食店のアイドルタイムの時間は、担当者と話ができる狙い目の時間です。
夕方になるにつれ、店じまいや担当者の帰宅などで連絡が難しくなります。一人で黙々とできる作業をすることが多いです。
業務のキリがつけば帰宅します。なかなか、業務が終われない日が多い為、このあと残業をしていきます。
ここで紹介したのは10:00出社のスケジュール。エディマートでは出勤時間が選択できるので、8:00~17:00や13:00~22:00など、その日の予定に合わせたスケジュールを組むことができます。また、昼休憩をとる時間が自由なのも特徴的ですよね。
ご覧いただいたように、エディマートは比較的自由なスケジュールの中で働くことができます。そこで、重要になってくるのが自身の時間の使い方。いくつもの制作物を期限内に仕上げるために、時間割を組み、臨機応変に対応していくことが大切になっていきます。
編集者の仕事は企画立案から取材、原稿作成、整合性チェックなどを幅広く担当しています。幅広く担当しているからこそ、それらを決められたスケジュールでこなしていく対応力が重要。そのために、自身の時間割を作って効率よく時間を使いましょう。 |
2.スキル編
編集者に必要な資格・スキルはない!
編集者に必要な資格・スキルを身につけたいけど、何をしたらいいの? |
ズバリ、必要な資格・スキルはありません。「教員免許がなければ学校の先生になれない」「建築士の資格がなければ設計図が書けない」といったようなルールはありません。とは言え、役立つスキルはもちろん存在します。
例えば…
- パソコンの基本操作
編集者はパソコンと向き合う時間が多いです。企画書や原稿を作成するためには、ExcelやWordを活用するため、ある程度の基礎知識があるとスムーズに進行ができます。
- 情報収集力
企画を立てる上で欠かせないスキルです。世間で何が起きているのか、どんなことが注目されているのか、さまざまな情報を集めて精査することが重要になってきます。
- コミュニケーション力
デスクワークが多い職業ではありますが、人と接することも多い職業です。ライターやカメラマンをはじめ、取材先の担当者とコミュニケーションを取ることが大切です。編集職に限らず多くの職種にも当てはまることですが、言葉のキャッチボールを心掛けましょう。
同じ編集でも、作りたいモノによって行くべき学部・学校が変わる!
専門的な学校へ行って編集者になるための勉強がしたい!でもどんな学部・学校に行けばいいの? |
決められた資格・スキルが必要ないのと同じく、学部・学校も関係ありません。しかし、ファッション雑誌であればファッションの学校に、経済誌であれば経済学部や商学部など、何かに特化したメディアであれば、それらの知識が学べる環境へ行くことで自身の強みとなります。
編集の仕事は、専門職でありながら必要なスキルや資格がいらない職業です。とはいえ、担当する雑誌やweb記事によっては専門性が問われます。自分が作りたいモノや目指すモノを明確にして、学校選びやスキルアップに挑んでみてください。 |
3.待遇編
編集者の平均年収は約350万~600万円!
やっぱり一番気になる…!給与ってどれくらいあるんだろう? |
「転職会議」を運営する株式会社リブセンスによると、編集者の全世帯平均年収は411万円。世代で分けていくと以下のようになりました。
- 20代前半 平均315万円
-
20代後半 平均384万円
-
30代 平均441万円
- 40代以上 平均489万円
※株式会社リブセンス「転職会議」/編集者の年収まとめ (給料/平均年収/企業名などを集計)
大手の出版社や中小規模の出版社、編集プロダクションによって年収は異なってきますが、正社員として実際に働いている私から見ても、大まか間違っていない数値だと思われます。
大変な仕事だからこそ、働き方改革で働きやすい会社へ!
編集職って大変って聞くよね。やっぱり激務なのかな…。 |
正直、〆切に追われる場面は多々あります。いくつもの制作物を抱え、そして並行して作業を進めているため、1つ校了しては次の制作物の校了に向けて…といった流れに。そのため、労働時間が長くなってしまうこともあります。
そこでエディマートでは、1週間に1度「ノー残業デー」を設定することを義務化しています。このように、働き方改革を推進している会社も増えているようです。
今回紹介した待遇以外にも、会社によってさまざまな福利厚生が存在します。フレックスタイム制によってプライベートと仕事を両立できる環境や、社内のちょっとした楽しいイベントがあったりなど…。決して楽な仕事ではありませんが、制度をうまく利用をして充実した生活を過ごすことができます。 |
5.最後に
いかがでしょうか。編集者の仕事がなんとなくイメージできましたか。上記にプラスして、“やりがい”についても少しお話させてください。
入社して半年が過ぎました。業務を覚えることや生活に慣れることがとても大変で、心が折れそうなこともしばしば。しかし、それを乗り越えられたのは、必死で作り上げたものが形になって出来上がったときの達成感=“やりがい”があったからです。前職では体験できなかった“やりがい”というものを感じ、私は日々充実感を味合わっています。それにより、やりがいがあることの大切さ、面白さを痛感しました。
みなさんもぜひ、“やりがい”も重視して物事を考えてみてくださいね。
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