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2020.03.25 Wed

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「新型コロナウイルス感染症対策」について社内アンケートを実施。どのくらい徹底されて行われたのか?

「新型コロナウイルス感染症対策」について社内アンケートを実施。どのくらい徹底されて行われたのか?

2020年3月12日にお伝えしました「新型コロナウイルス感染症における対応」について、すべての施策を引き続き行うことにしました。現状が感染防止に向けて重要な期間であることから、徹底した対策・対応と、状況に応じた内容の見直しが必要かと考えています。

そこで今回は、「エディマグ」を運用するエディマートが行った「新型コロナウイルス感染症における対応」の実施状況を振り返ると共に、浮かび上がってきた効果についてご紹介したいと思います。

>>エディマートの「新型コロナウイルス感染症における対応」はこちら

 

1.各対策の実施状況は?社員の取り組みについてアンケートを実施

社内で「コロナウイルス施策の実施状況」をテーマに、アンケートを実施しました。各施策を実際に行ってみて「取り組めたこと」「取り組めなかったこと」を集計し、改善点を洗い出していきたいと思います。

Q「出社時、帰社時の手洗い&うがいの徹底」はしっかり行えましたか?

「出社時、帰社時の手洗い&うがいの徹底」はしっかり行えましたか?

半数以上は「しっかり行えた」と回答していますが、それでも「たまに忘れていた」と回答する人が何名かいました。一方で、「ほとんど忘れていた」と回答する人は0名となり、ホッとしています。

― スタッフから寄せられた意見 ―

スタッフA

全員が意識して行うことで、共用部(ポットや電子レンジなど)を触れることへの不安も減りました。


スタッフB

コロナウイルス感染症の問題が浮上し、手洗い&うがいを徹底することで軽い風邪をひく回数が減りました。今まで、いかに健康管理に気をつけていなかったかが分かりました。あと、むやみに顔を触らないのも大事だと実感しています。

社員全員が手洗い&うがいを徹底したことによって、オフィスで働くことへの安心感につながったようです。また、健康への意識が高まったことも、このような機会の副産物的な気付きかもしれません。今回の集計を踏まえて、「たまに忘れていた」の比率を少なくできるように呼びかけていきたいと思います。

Q「時差出勤の実施/8:00〜13:00の30分刻みで勤務時間を自由に選択」は積極的に活用できましたか?

「時差出勤の実施/8:00〜13:00の30分刻みで勤務時間を自由に選択」は積極的に活用できましたか?

「あまり活用できなかった」と「まったく活用できなかった」の回答が9割で、両者の比率も半々に分かれました。人によって通勤時間がバラバラなので、活用する人、活用しない人で分かれるとは予想していましたが、「積極的に活用できた」と答える人が極端に少なかったのは少し意外でした。

―スタッフから寄せられた意見 ―

スタッフC

電車通勤の社員がほとんど利用してなさそうだったので、おそらく現状で混雑を避けられていたということかなと思いました。コロナウイルス感染症への対策ではなく通院のため午前中に利用をしましたが、出勤時間を幅広い選択肢から選べるのはありがたいです。


スタッフD

通常の10時出社で、通勤の混雑は避けられているのかなと感じました。


スタッフE

私自身はあまり活用できませんでしたが、通勤ラッシュの人混みを避けることができる良い施策だと思います。

この他に集まった意見として、「時短勤務なので利用することは無かったが、制度はいいと思います」など、積極的に勤務時間の選択を行わないものの、多くの人が制度自体を好意的に感じている様子。1週間という短い期間ではあまり活用されなかったようですが、“働きやすさ”につながるヒントを知ることができました。

Q「子連れ出勤OK」は一度も活用がありませんでした。同施策について感じたことを聞かせてください。

施策を運用していた1週間のなかで、「子連れ出勤」を行ったスタッフは0でした。その理由は、以下のように寄せられています。

―スタッフから寄せられた意見 ―

スタッフF

「OK」とすることはすごくいいこと。ただ、やはり環境整備も並行してやらないと、活用が難しい。“何があればいいか”などの希望を、制度を利用する可能性のある社員に聞き取ってもいいかも。


スタッフG

子ども用スペースが用意できないのも、一因かもしれないです。


スタッフH

子連れ出勤よりも、できれば休んだほうが良いと思います。幼児なら何時間も待てないし、公共交通機関を使って子どもと一緒に通勤すること自体がリスクに感じます。

やはり、制度を設けていても環境が整っていないと活用は難しいようです。現時点では、今後を見据えて下記の内容を決めていきたいと感じました。

  • 子どもが待機するスペースをどうするか
  • 幼児の場合も「子連れ出勤」の対象範囲にするのか
  • スタッフが交代で子どもの面倒見ることはできないのか

一方で、「選択肢として設けられていることに意味がある」「気楽に利用できるようになればとても良い」「コロナ対策問わず、必要があれば認めてよい制度」など、制度自体はあったほうが良いという意見も。“制度”と“環境”のバランスをしっかりと築けるように、試行錯誤をしていきたいと思います。

Q「社外関係者が大人数参加する会議・打ち合せ・取材の自粛」は意識して行えましたか?

Q「社外関係者が大人数参加する会議・打ち合せ・取材の自粛」は意識して行えましたか?

「あまり意識して行えなかった」「まったく意識できなかった」と回答した人が約7割。半数以上の意見として、「取材や打ち合わせについては、なかなか断れない」という声が寄せられました。仕事ではクライアントや協力会社、取材先など、常に外部の方と仕事をしているという性質上、やはり一律して自粛するというのは難しいようです。

―スタッフから寄せられた意見 ―

スタッフI

自分はこの期間大人数で行う会議や打ち合わせの機会が無かったが、実際にあったときに申し入れはできないだろうと感じる。


スタッフJ

特に意識はしていませんでしたが、期間中に大人数が集まる機会はあまりなかったかと思います。エディマートが対策を取ろうとしても、相手方の会社が平常通りに動いているケースもあるので、調整するのはなかなか難しいなとは思います。


スタッフK

定期的に受注している仕事の場合、難しい決断だと感じました。

「会議・打ち合せ・取材の自粛」は、お互い理解があってこその対策。今回のアンケートのなかには、「社外でも同じ施策をとっているケースが多く、比較的、協力しながら回避できたと思う」という意見もあがりました。依然として事態収束が見えてこない今、同じように制度として自粛を設ける会社も増えてくるのでは?と感じます。

Q「テレワークの推奨」について感じたことを聞かせてください。

「テレワーク」について、期間中に取得した社員は1名/半日のみ。それ以外は、時差出勤がありつつも基本的にオフィス勤務の社員がほとんどでした。

―スタッフから寄せられた意見 ―

スタッフL

会社にテレワークできる土壌がまだない。ただ「まったくできない」という仕事ではないと思うので、本当に実現するなら覚悟を持って設備面や、ルールを整える必要がある。


スタッフM

家に仕事環境を整えていないので積極的には使えなかったです。今後も継続されるなら、できるだけテレワークできるよう環境整備をしたいと思います。


スタッフM

一度実験的に活用しました。事前準備が必要などはありますが、通勤時間が長い私にとっては便利な制度だと感じました。今後も続くのであれば、積極的に利用したいです。ただし、仕事内容的にも丸1日テレワークというのは難しいかと思います。


スタッフN

社内のパソコンでないとスムーズに行えない作業もあり、チームで動く場面があると、どうしても出勤して仕事をしたほうが良い気がしてしまいます。一方で原稿の仕事が溜まっている、黙々と作業をするタスクがある日などは活用できれば、と感じています。


スタッフO

テレワークには、業務的にスムーズに出来る方とできない方に分かれると思います。私の場合、会社のパソコンを持ち帰ったり、たくさんの書類を持ち帰ったりしなくてはいけないので。利用できるのならしたいですが、なかなかスムーズではありません。

このように利用はほぼなかったものの、「テレワーク」に対しては多くの意見が集まりました。代表の鬼頭も、今回の経験を経て次のように感じたようです。

社長
鬼頭

今後の働き方の多様性において、テレワークは欠かせないと感じている。きっかけはコロナ対策であっても、ある意味ふんぎりをつけるひとつの事例となった。

ちなみに、私はいまテレワーク勤務中にこの記事を書いています。このような原稿を書く仕事はとてもはかどりますし、集中して一気に書き上げられることは大きなメリット。また、テレワークを体験して感じたメリット、デメリットは、どこかの機会にお伝えしたいと思います。

2.「新型コロナウイルス感染症における対応」が“働き方”を考える機会に

アンケートを通して感じた効果ををまとめると…。

  • 「新型コロナウイルス感染症における対応」を行うことで、社員の“安心”につながる
  • “活用している姿”をイメージできる制度はよく活用される(手洗い&うがい、時差出勤)
  • 明らかに環境が伴っていない制度は、当然のごとく活用されない(子連れ出勤、会議・打ち合せ・取材の自粛)
  • 活用されなかった制度があったとしても、制度を設けることによって改善点が見えてくる
  • 「新型コロナウイルス感染症における対応」を運用することで、“働き方改革”をテスト的に行える

あくまで「新型コロナウイルス感染症における対応」の目的は、感染拡大の防止、お客様およびスタッフの健康や安全を守ること。一方で、この機会にさまざまな制度を運用することで、改善点や気をつけるポイントが浮かび上がってくると感じました。

特に、「時差出勤」「リモートワーク」などの制度は、取り入れることで仕事に支障が出る可能性が高いですよね。多様な働き方に対する会社の“免疫力”を上げるためにも、この機会を利用して検証してみてはいかがでしょうか?

コロナ対策を運用したら、社内アンケートで実施状況を集計しましょう

「新型コロナウイルス感染症における対応」を一定期間行った際は、「しっかり運用されていたか」「スタッフはどう感じているのか」「何か課題点はなかったか」を集計しましょう。思わぬ課題や、社員の本音を知るきっかけになるはずです。

私はGoogle フォームを利用して、アンケートを作成しました。

  • 選択式で答える質問
  • 記述式で答える質問

質問の作成にあたっては、上記2パターンを用意して、全社員を対象にアンケート集計を行いました。Google フォームを使って、アンケートを作成した時間はおよそ10〜15分。初めて使う人でも特に難しい操作はないと思いますので、ぜひ使ってみてくださいね。

それでは、引き続き各対応にあたり、お取引各社様には、ご不便・ご迷惑をおかけいたします。何卒ご理解のうえご容赦賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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HIROKI HOTTA

この記事の執筆者HIROKI HOTTAアカウント・マネージャー

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2012年エディマート新卒入社。エリア情報誌や新聞を中心とした編集・ライター業務の経験を積み、2016年により深い“編集のおもしろさ”を求め大手出版社へ出向。出版社編集者として情報誌の特集制作、webメディアの新規立ち上げなどにたずさわり、2018年に再びエディマート勤務に。出戻り後は主にweb案件の新規開拓を担当し、2019年度よりセールス専任にポジションチェンジ。“編集のできる営業マン”として、ビジネス・クリエイティブの両面でお客様のサポートに務める。

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