2019.05.28 Tue
雑誌・新聞・パンフレットのデザインに必要な編集ソフト。イラレ、フォトショ、インデザインの役割は?
こんにちは。デザイナーの田中です。雑誌や新聞・パンフレットなどの紙媒体をデザインするためには、PC上で専用のソフトを使います。今回はAdobe Systems(アドビシステムズ)という会社が開発した「Illustrator(イラストレーター)」「Photoshop(フォトショップ)」「InDesign(インデザイン)」、これらの3つの編集ソフトについてまとめました。
目次
イラストレーターは制作に必須の編集ソフト
イラレでできることとは
イラストレーター通称「イラレ」は、文字やイラスト、写真などの編集ができるソフトのこと。画面上のボードに文字やイラストなどの素材を配置し、印刷するデータを作成していきます。
ロゴを作ったり、イラストを描いたり、文字情報を配置したり、地図を作ったり…できることは千差万別。チラシなどの広告物制作には必須のソフトと言えるでしょう。紙媒体のほかにも、web上のパーツ(アイコンやイラストなど)を作成するのにも使われます。
イラレはベクターデータで扱う
イラストレーターは、サイズを拡大・縮小しても劣化しない「ベクターデータ」で扱います。例えばスマホで写真を拡大した場合、色の境界線がギザギザしているのを見たことがありませんか?これは画像が「ピクセル」という小さな点の集合で構成されているためです。イラストレーターではどれだけ拡大してもこのギザギザは現れません。そのため複雑な図形を作り出すことができます。
フォトショップは画像編集の必須アイテム
フォトショップでできることとは
フォトショップとは、画像を編集するためのソフトです。画像の明るさ調整やサイズ変更はもちろん、画像内の不要物を消したり、肌を美しく見せたりと、画像に関することはほぼすべてフォトショップで完結できます。
イラストレーターのように文字やイラストの配置も可能ですが、繊細な作業にはやや不向きと言えますね。さまざまなツールがあるため、完璧に使いこなす人はいないのでは?と言われるほど。海外では、画像加工をすることを「フォトショップする」なんて言い方もします。
インデザインは長文を読ませる冊子ものの制作で活躍
ページ管理機能と繊細な文字組みが特徴
多くの機能はイラストレーターと似ていますが、インデザインの一番の特徴はページを管理できること。そのため、長文を読ませる雑誌や冊子の編集で使われるソフトです。また「マスターページ」という概念があり、同じフォーマットが続く冊子の制作にも向いていると言えるでしょう。文字組みや表組みもイラストレーターより細かく設定ができます。
最後に
ネット上ではこれらを代替できるサービスがあふれています。紙媒体ではデータ制作のあとに印刷工程が必須のため、ここでのトラブルを避けるならば、正規のソフトで制作をするのが堅実でしょう。
補足ですが、リリース方法が異なるwebは、別のソフトとスキルが必要になるため注意が必要です。今回は雑誌などの紙媒体で使われる編集ソフトについて紹介しました。
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