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2019.08.23 Fri

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花の大学生活を“よさこい充”に。編集未経験で転職したわたしのコミュニケーションメソッド

はじめまして、新入社員の木村です。2019年6月より中途採用で入社しました、元営業マンです。

タイトルにもあるように、私は花の大学生活をよさこいサークルに注いできました。有り余るほど時間がある大学生活でのアルバイトは、1週間で4時間のみのシフト。アルバイト代は月に1万円すらない時もありました。

アルバイト以外の時間は、もっぱらよさこいの練習とよさこい祭りに。そこまで熱中して大学生活のほぼすべてを捧げたよさこいで得たものは、私にとってとても価値あるものです。

よさこいとは?

  • 歴史

    高知県発祥の踊りです。座敷民謡であった「よさこい節」を振り付け直し「よさこい踊り」として1950年3月に開催された南国高知産業大博覧会で披露したのがはじまりです。

    阿波踊りに負けない永続発展していく祭りを作ろうと1954年によさこい祭りを開催。後に、祭りに接して感銘を受けた北海道大学の学生が、北海道にて「YOSAKOIソーラン祭り」を開催したことからはじまり、今では全国各地で祭りが開催されています。

  • 特徴

    “鳴子”という音の出る道具を両手に持ち、曲に合わせて踊ります。曲や衣装、使用する道具や振り付などの構成はオリジナルで作成しており、チームによって様々な雰囲気の演舞が見られます。

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1.よさこいを始めたきっかけ

よさこいのパレード演舞を踊っている様子

私がよさこいを始めたきっかけは、小学6年生の頃に友人に誘われて参加した、近所のよさこい祭りです。恥ずかしがりながら踊っていた私は、同じく参加していた「天狗ぅ」という大学生チームの全力で踊る姿と演舞構成を見て衝撃を受けます。それと同時にその学生チームに対する憧れとよさこいの魅力にも惹かれていきました。

憧れのチームとの再会、そして加入へ

中学への進学とともによさこいを辞めた私は、よさこいを再び始めるきっかけがわかりませんでした。頭の片隅によさこいに憧がれる気持ちがありながらも、中・高とも部活動のみで学生生活を終えてしまいます。

進学をした大学は、憧れのチーム「天狗ぅ」があるところではありませんでした。しかし、縁あって「天狗ぅ」から勧誘があり、幸運にも所属できることに。

今まで部活動や習い事は言われるがままで、嫌々ながら続けていた私。自分自身で始めたいと思ったことが初めて叶った瞬間でした。

案の定、自分の意思で始めたことはやりがいと楽しさが桁違い。自分がやりたいと思うことに対して行動を起こすことと、実現させることの重要さを実感しました。

2.100人ほどいるメンバーの中核へ

よさこいサークルの集合写真

週4日の練習時間は1日約8時間。特に夏の暑い時期に炎天下での練習はとても過酷なものでした。メンバーが100人ほどいると、全員を同じ目標に向かせることや、まとまりある行動をとらせることは大変です…。というのも、私は振り付けや構成を考える班に所属し、大学3年生の頃は副代表も兼任していたから。自チームの中核として、組織を運営する内外の大人と関わったり、他者から見られるチームのイメージ構築なども意識して行動していました。

そうしていくうちに、周りの環境や他者に対するアンテナを常に張ることが増え、視野を広げて行動する力が身につきました。

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3.私がよさこいから得たものは私の教訓

よさこいを踊っている様子

私にとってよさこいは、たくさんのことを教えてくれた学びの場であり、いろんな方と繋がれたコミュニティの場でした。中でも前述した下記の気づき、

  • 悔いのないようにきっかけ作りをして行動に起こす重要さ
  • 本気で何かに取り組んで最後までやりきることの達成感

一見当たり前のことではありますが、身をもって体験した大きな学びです。私にとって教訓のようなものになっています。

教訓から転職のきっかけへ

この教訓がきっかけで、未経験でしたが編集職への転職を決断しました。

前職は広告の営業をしていましたが、その業務内容にillustratorやPhotoshopを使用して実際に簡単な広告を制作していました。お客様の要望を聞きながら広告制作をするなかで、モノを売り込むことよりも”モノをつくる、伝える”ことにやりがいを感じていました。「今の仕事で何気ない時間が過ぎていくのならば、悔いの残らないように時間を使いたい」、そう感じた私は転職を決意します。私の中の教訓があったからこその決断です。

転職を考えている際に目にしたのが編集職の求人。”モノをつくる、伝える”ことに適当な職種だと思いました。そして縁がありエディマートへ入社。正直ついていくだけで必至、大変な仕事だと感じています。しかし、それ以上に頭を悩ませて作成した原稿やラフなどが誌面という形になるのは、よさこいでも感じていた“やりがい”です。ごく普通のことではありますが、”やりがい”を感じるこの職業に転職してよかったと実感しています。

4.今後の自分

ここまで説明した通り、よさこいはまさにコミュニケーション力と、常にアンテナを張って行動する意識を養うにはうってつけの場。大学のサークル活動を終えた後も、よさこいで繋がった友人や先輩が所属する他チームの練習や祭りに参加しており、今でも私はよさこいが好きです。

さまざまな環境で活きる、よさこいの経験

ちなみに、一社目で入社した会社では飛び込み営業をしていました。急な訪問なため、毎回不審がられます。その不信感を払拭し、契約へと繋げていくためのきっかけであるコミュニケーション力、そして編集未経験なのに制作職にジョブチェンジする決意を後押しした行動力も、やっぱり“よさこい充”がベースにあってこそだと感じています。

編集者としての私

そんなたくさんの人と関わってきたことで培ったコミュニケーション力と、常にアンテナを張って行動することは、私にとっての大きなアピールポイントです。

そして入社して2カ月目、取材のお仕事も増えてきました。よさこいで培った“コミュニケーションメソッド”は、未経験でも活かしていけるものだと思っています。

よさこいの演舞で発信してきたものを、次は仕事として情報発信をしていきます!

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FUMIKA KIMURA

この記事の執筆者FUMIKA KIMURAクリエイティブ・ディレクター

大学卒業後、紙媒体の広告営業を行う提案型営業職として一般企業へ新卒入社。illustratorやPhotoshopを使用して広告制作にも携わる中で伝えることの難しさや楽しさを感じ、編集職への転職を決意。2019年エディマートへ入社。未経験入社のため編集のいろはを日々勉強中。学生時代はよさこいに没頭。スノーボードとお酒と食べることが大好き。

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