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2019.07.08 Mon

編集

エディマートのスタッフに聞いてみた。成功談・失敗談から学ぶ新人の心得

成功談、失敗談

こんにちは。新人社員の恒川です。

編集という業務に携わるようになり、約3ヶ月(厳密には、アシスタント時代を含めると約8ヶ月)が経ちました(2019年7月現在)。ライターとして取材に赴き、原稿を書いたり、ときには自ら撮影したり。ラフ作成やリサーチ、外部ライターのハンドリングなど、編集者兼ライターとして、毎日刺激的な経験ばかりです。

さらに、編集のほかにも、デザインやセールスなどさまざまな役割があるエディマート。上司や先輩スタッフは、これまでの編集人生、いったいどのような経験をしてきたのでしょうか。まだまだ駆け出したばかりの新人社員が、スタッフ4人を調査。心に残っている成功、失敗体験を語ってもらいました。

代表取締役/KITOの場合

失敗談|クリエイター像の勘違いがもたらした失敗

クリエイター像の勘違い 法人化前、脱色した髪で自宅作業をする様子(当時、地元情報誌の部屋紹介企画にて紹介されたもの)

KITO:いつ思い出しても、ショッパイ気持ちになるのが、独立当初の自分の所作です。会社員時代の反動と、クリエイター像の勘違いから、髪の毛の色を抜き、あごひげをたくわえ営業をかけていたのですが、たいした実績もなかったため、まったく開拓できず。アポイント時点で断られることもあり、自分の力で仕事をやっていたつもりが、じつは所属していた会社の看板ありきの存在だったことを思い知らされました。

その後、自分を過大評価するのはやめ、髪を黒く染め直しひげを剃りました。営業では、できること、やってきたことを誠実に伝えることに終始することで、少しずつお客さんが増加。今のエディマートで大切にしている「社会性」は、まさに自分の失敗から生まれたものです。

↓さらに詳しいエピソードはこちらをチェック!↓

成功談|今の自分=経営者としての「本当の成功」

KITO:これまでさまざまな「伝えたい」をカタチにし、結果を残してきた自負はあります。それらは大切な「成功談」であり、前へ進む糧となっているのは確かですが、今の自分にとっての「本当の成功」は、違う次元にあるようです。フリーランスから法人化して、社員を雇用してからは、自分の仕事より社員の仕事が評価されること、会社について褒められることが何よりうれしく、生きがいになっています。ただ一方で、そんな社員をもっと幸せにしなければと常々思っています。そういう意味では、いまだ「成功」していません。そして幸福追求への挑戦は、経営者である以上、終わりがないと思っています。

 

デザイナー/TANAKAの場合

失敗談|夜も眠れないほど不安になる

TANAKA:大きな失敗というよりは、数え切れない小さな失敗を繰り返ししてしまった(ている)こと。デザイン業務は最終的なデータ納品も扱うため、その際にミスに気付かず掲載まで至ったことも。サイズ間違いという初歩的な失敗から修正漏れまで種類はさまざまで、したことはないミスはないのではないでしょうか…。

そのため納品後や掲載の前日など、夜に眠れないときもしばしばあります。上司や先輩をはじめ、クライアント、データ納品先などさまざまな方にご指摘をいただき、事なきを得る場面もたくさんありました。もう二度としない!と目を凝らして原稿確認に取り組みますが、今でも他のスタッフに助けていただいています。

成功談|社員1号として会社とともに成長

社員1号として会社とともに成長入社当時の名刺と、その後から休職前まで使用した名刺。まだ学生の頃に、代表KITOから教わったのが「楽しんで作る」だったそう

TANAKA:一番の成功は、初めてエディマートに入社した「社員1号」として、会社の成長とともにさまざまな経験ができたこと。今になって思うのは、新卒で入社したときから常にトップの近くで仕事をしてきたことは、仕事の仕方や意思決定プロセスを間近で見られる、とても貴重な機会だったということ。当時は当たり前すぎて、気づくことはできませんでした。新卒入社のため即戦力にはなれませんでしたし、私の実力不足で年次の割に役立つことはなかったことが悔やまれますが…。休職をするまで当たり前だったこの立場に戻ることはできませんが、今でもいわゆる「組織の歯車」という意識はまったくなく、仕事に対する向き合い方を自然に叩き込まれ、影響を受けていると思います。

 

クリエイティブ・マネージャー/SUZAKIの場合

失敗談|人に教える立場の難しさを痛感

SUZAKI:社歴10年にもなってくると、新人に一生懸命仕事や会社のことを教えたと思ったら、あっという間に去っていく、という経験が何度かあります。新人と言っても、自分より年下、年上、編集未経験、経験者とさまざま。「最近の若い子の扱いは難しい」とは一概に言えず、ただ、人に教えるのはとても難しいということを痛感しました。

技術的なこともそうですが、仕事に対する姿勢もそう。「できない」「やりたくない」の理由は人それぞれなので、どれだけ相手の気持ちに寄り添って物事を考えられるか、が大切なんだと今では思います。最近は社内全体の仕事の動きを俯瞰的に見たり、上司と後輩の間に立って調整するポジションに立っているので、より意識するよう努めています。

成功談|怖くてワクワクした大物対談の取材

役所広司と原田眞人監督の対談2015年8月7日掲載。映画『日本のいちばん長い日』の対談記事

SUZAKI:インタビューの仕事は何度経験しても緊張するもので、その中でも特に「怖すぎてワクワクする」、そんな気分で臨んだお仕事の話をひとつ。新聞の映画告知記事で、誰もが知るベテラン俳優の役所広司さんと、映画『わが母の記』や『関ヶ原』などを手掛ける原田眞人監督の対談取材を担当しました。しかも、戦争というデリケートなテーマで。関係者の方々が大勢いる中、私がお二人に質問を投げかけながら対談を進行させるという、今考えてもヒヤヒヤする現場でした。

ある理由で取材時間が巻いても押してもだめ、時間ぴったりに終わらせて、というミッションがあり、無事にそれを完遂した瞬間、クライアントから「完璧!すばらしい!」と声をかけられ、今でもこの時の経験が自信になっています。

 

アカウント・マネージャー/HOTTAの場合

失敗談|編集者として肝が据わるキッカケに

HOTTA:真っ先に思い浮かんだのが、某大手自動車メーカーの広告が絡んだイベント告知の記事。ぼくは編集として、構成や各クリエイターへの指示出しを担当していました。スケジュールもタイトで、企業レギュレーションも厳しく、周りの関係者もピリピリモード。誰もが慎重になり、あと一息で校了!ってタイミングで、大クライアントから企画をひっくり返す程の“鬼修正”が…。新人のぼくは一気にパニック。鬼頭さんに「もう無理っすよー!」と泣きついたところ、「本当に大変なのは修正を形にするデザイナーやライターなんだから、編集がしっかりしないと!」と正されました。

もちろん、その後は各セクションのクリエイターに助けられ無事に校了したのですが、今振り返ってもあの時の慌てっぷりは情けなかったなと。ただこの経験が、編集者としての肝が据わるきっかけになったとも思います。

成功談|セールス担当として感じる成功

ノートとパソコン出戻り後の仕事道具。出版社での出向を終える際に贈られたノートを大切に使っているのだそう

HOTTA:編集経験では、「自分の作った本がたくさん売れた」「タイアップ広告でクライアントに満足してもらえた、予想以上の集客に繋がった」「原稿うまいね、と褒めてもらえた」など、大小問わずいろんなタイプの“成功”を感じてきました。

今はセールス職なので、いちばんの成功体験はやはり「自分の作った企画で仕事が決まった」時ですね。クライアントの悩みを聞き、課題を考え、エディマートの力ではどんな解決策をお届けできるのか。あーでもない、こーでもないと考えた提案に賛同してもらえた瞬間は、いつも心の中で「よっしゃ!」とガッツポーズをしています。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。今回は役職や年代を分けて、4名のスタッフに調査を行いました。クリエイティブな仕事ならではの立場の在り方や仕事への姿勢、日々の業務に関する成功・失敗など、長年の経験の重みを感じられる内容になりました。

編集者やライター、デザイナー、そしてフリーランスから経営者まで、さまざまな職種の皆さんへ通じるものがあったのではないでしょうか。私も新人社員として、学ぶべき点をしっかり吸収しながら、日々精進してまいります。

MIZUKI TSUNEKAWA

この記事の執筆者MIZUKI TSUNEKAWAクリエイティブ・ディレクター

愛知淑徳大学在学中にエディマートにアルバイト入社し、2019年4月に新卒入社。大学ではメディア制作を専門に学びながら、韓国語の習得に勤しむ。2年次の夏季休暇中にはソウル市内の語学堂へ3週間の研修、3年次には大邱広域市の大学へ交換留学を経験。帰国後に報告書やレポートをまとめたものが冊子として形になり、自分が見聞きしたものを人に伝える楽しさ、難しさを知ったことから編集の世界に興味が芽生える。韓国アイドルと特撮とF1とバンドが好き。エディマートで一番の高身長。

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