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2020.02.05 Wed

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地味な研究サークルの経験で編集&ライターに就職!? 研究発表の会場を“喫茶店”にした理由

大学サークルと編集仕事の共通点

クリエイティブ担当の礒永です。

ここ最近、大学関連の仕事が続いたこともあり、自分自身の大学生活について振り返ってみることにしました。

華々しく大学デビューを飾ろうとサークルに入ってみたものの、そこはテニスでも軽音楽でもない「社会科学研究会」。しかもなぜか部長を2年間も務めたのですが、思い返してみると、その活動内容は今の編集職につながっていることが幾つかありました。地味な文化系サークルの活動と、今の仕事との共通点を「思い返せばポイント」として紹介します。

1.社会科学研究会とは??

大学サークルの活動内容を説明

日常の素朴な疑問の研究

まず社会科学研究会について簡単に説明を。堅苦しいサークル名ですが、科学的なことは何もしておりませんで、おもに“日常の素朴な疑問”を研究していました。例えば「2日目のカレーはなぜ美味しいのか?」「チャックとファスナーの違いって?」などトリビア的な疑問を、各自で調べます。ただ調べるだけではなく、自分なりに考察することがポイント。実際に検証したり、派生して関連するテーマの歴史を調べたり、いかに面白おかしくまとめられるかを大切にしていました。

思い返せばポイント ~編集職との共通点~ 

調べたことにプラスアルファさせてまとめること

リサーチからの企画立案、取材や校正の視点

いろいろなことを疑問に思い、当たり前に思わず、もう一歩踏み込んで深掘りすることが大切。斬新な企画立案や取材でのこぼれ話、注意深い校正につながる。

研究発表会は喫茶店!? 形式も演出も自由!

大学サークルの研究発表会研究した内容は「研究発表会」と称して、サークル内で発表をしていました。個人やチームに分かれて、発表形式はレジュメでも模造紙でも黒板でも何を使うも自由、BGMや映像などの演出も自由。内容と共に、そこに工夫を求めます。また、部長だった私は発表会のために教室を借りるときもあれば、会場を喫茶店にしたことも。環境を変えたうえでの発表の仕方も面白くなるのでは、という狙いがありました。

思い返せばポイント ~編集職との共通点~

伝え方や見せ方を考えること

企画書や資料作成、撮影ディレクション

初めて見たり聞いたりする受け手のことを考え、いかにそのテーマを分かりやすく伝えられるかを考えることが大切。要点ととらえた企画書や資料の作成、強弱や抑揚の付いた撮影ディレクションにつながる。

2.地味サークルが迎える一大イベント「大学祭」

大学祭、学園祭の模擬店のイメージ

サークルの存在を知らしめる絶好のチャンス

毎年秋に開催される大学祭。みかん飴を売る模擬店とテント内掲出での研究発表、そしてステージ発表をしていました。ステージでは研究発表はせず、「サークルと部員を知ってもらおう」が私たちのテーマ。いきなり研究内容を伝えるのではなく、どんなサークルでどんな人たちが居るのか、を知ってもらう場にしました。

ステージ発表の例

  • 大道芸パフォーマンス(ジャグリング、中国ゴマ)
  • 住職と修行僧のお寺コント
  • オリジナル振り付けによるダンス
  • フィーリングカップル企画

大学サークルの大学祭研究内容とはほぼ関係のないことばかり…。まずサークルと部員に興味を持ってもらい、模擬店やテント内の研究発表を見に来てもらうことが狙いでした。「あのステージの連中は何者だ!?」と。

思い返せばポイント ~編集職との共通点~

知ってもらう努力をすること

企画立案や取材時のアプローチ方法

「情報発信」を念頭に置いて考えることが大切。企画のテーマ設定や、取材の効果的な質問の発案につながる。

3.冊子づくりと新たな発表の場

大学サークルの研究発表の会場イメージ

他サークルや学内を巻き込む活動

研究内容は、おもに冊子にまとめていました。基本的にはサークル内での実績保管のためでしたが、私が部長の時は学内の他サークルへの配布も。自分たちの活動内容を知ってもらいながら、サークル活動の刺激の一助にもなれればと。また、外に向けた研究発表会も実施。2日間教室を貸し切り、自由観覧形式で多くの学生を招きました。

大学サークルの研究発表会

思い返せばポイント ~編集職との共通点~ 

冊子という成果物と、発表の場の開拓

新聞や情報誌などさまざまな紙媒体と、読者ターゲットの意識

情報をアウトプットし、形にすることが大切。それが喜びや幸せにつながる。発表の場を広げていったことは、この「EDI MAG」も通じるものがある。

4.最後に

私の場合、当時の“冊子を作る”ということは、まさに今の本づくりにつながっています。当時は仕事など意識していませんでしたが、いま編集職を続けている私の原点です。

文化系サークルに限らず、大学でのサークル活動は学ぶことが多いと思います。どんなサークルもどんな仕事も、きっとどこかに共通点があるはずです。学生時代を振り返ってみると、自分の仕事の原点やルーツが見つかるかもしれませんよ。

 

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RYOTA ISONAGA

この記事の執筆者RYOTA ISONAGAクリエイティブ・マネージャー

名城大学理工学部を卒業後、トヨタ系の自動車部品製造業に就職。「勉強したことを仕事に」という仕事の向き合い方は、次第に「好きなことを仕事に」という考えに変化。まったくの他業界から、2007年にエディマートに飛び込む。取材デビューは温泉旅館。現在では取材執筆もこなしながら、編集業務を中心に担当。ライターやカメラマンをはじめステキな外部ブレーンの方々と、上下ではなく横に並んで、ともにイイモノを創っていきたい。プライベートでは、二児の父親として奮闘中。ワークライフバランスを大切に。

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