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2020.07.06 Mon

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韓国企業の印象的なキャッチコピー7選。サムスンやロッテの響くコピーは?

こんにちは。クリエイティブ・ディレクターの恒川です。

私は、大学生時代に韓国に留学していたことがあります。当然ですが、生活しているうちに韓国のあらゆる企業の広告を目にして、その商品にふれていました。

広告と言えば、キャッチコピーは欠かせませんよね。とりわけ日本にいながら韓国企業の広告や企業コピーを知る機会は少ないのではないでしょうか。今回の記事では、韓国企業の「秀逸な企業コピー」や「広告キャッチコピー」を厳選してお届けしてみようと思います。

1.未来を拡げる(サムスン電子/2019年広告)

韓国企業といえば、まず思い浮かぶ人も多いのが、サムスン電子。SAMSUNGです。日本でも、スマートフォンの「Galaxy」などが有名ですよね。その「Galaxy」の新作発表を控え、フランス・パリにある広場に公開した屋外電光広告が話題になりました。

Galaxy発売10年を迎え、スマートフォン革新の意志を表したものだといいます。このときSAMSUNGが発表したのは、折りたたみスマートフォン「Galaxy Fold」。ディスプレイを内側に折りたたむことができ、閉じると4.3型ディスプレイ、開くと7.3型ディスプレイになるという、これまでにない画期的な機能性と先進的なデザインに世界中が注目しました。

この広告で特筆すべき点は、写真やイラストを一切使わず、巨大なハングル文字だけのシンプルな壁面巨大広告だったということ。パリの街に大きく光るその様子は、まさに技術革新によって未来が拡がるような印象を与えます。

 

2.ショッピングをおいしく(ロッテ免税店/キャンペーン広告)

韓国に頻繫に行く人にとっては馴染み深い、LOTTEの免税店。人気の俳優やアイドルグループを広告モデルに起用していることでも知られています。

ショッピングをおいしく」。一見すると、どういう意味なのか悩んでしまいますが、とてもキャッチーですね。

この広告コピーは、ロッテ免税店の「냠(ニャム)キャンペーン」で使われています。韓国語で「냠(ニャム)」は「美味しい」という意味。この「냠」というハングル文字のパーツを崩すと、LOTTE DUTY FREEの頭文字「LDF」に形が似ていることから、ショッピングが楽しめるロッテ免税店と、韓国で独自に発展したグルメ文化のアプローチを上手く掛け合わせているのだそうです。

 

3.ともにする平和、ともに切り開く未来(KBS/2019年放送指標)

KBS(韓国放送公社)は、韓国の公共放送局。2003年ごろに日本でも大ヒットした、ドラマ「冬のソナタ」を韓国内で当時放送していたのが、KBS(韓国放送公社)でした。

2019年の放送指標として掲げられた企業コピー。平和が定着する道を模索し、韓流文化を世界に拡散させるべく、その先頭に立ってコンテンツを作る、という意味が込められています。

KBSでは毎年、放送指標を発表することになっています。「冬のソナタ」が放送された2002年の放送指標は、「2002コリア 一つになって世界へ未来へ(2002 코리아 하나되어 세계로 미래로)」。10年以上前からすでに、世界を舞台に「未来」の話をしていたんですね。

 

4.音楽でひとつになる(Mnet/企業コピー)

韓国のケーブル局、Mnet(エムネット)。K-POPアイドルが出演する音楽番組や、アイドルのバラエティ番組、ドラマなどを放送しており、日本でも「Mnet Japan」として、CSチャンネルや有料登録サイトが展開されています。

チャンネルロゴにも使われている企業コピー。音楽でひとつになり、K-POPを通して世界とつながるという意味が込められています。

Mnetは毎年、韓国や香港、日本などを会場に「Mnet Asia Music Awards」という音楽授賞式を主催するほか、K-POPアイドルが多数出演するコンサート「KCON」を世界各国で開催。さらに、K-POPの音楽番組は生放送後に、YouTubeなどの動画配信サイトで、楽曲披露の様子を配信しています。Mnetのコンテンツが、K-POPをグローバルな存在へ発展させたといっても過言ではありません。

 

5.文化で世界を変えます(CJグループ/2019年広告)

先述したMnetを運営しているのが、CJグループ内のメディア事業を行うCJ ENMです。CJグループはメディア事業のほかに、主に食品販売業をおこなっています。日本にも支社があり、「CJ japan」として、日本で販売する韓国食品を取り扱っています。

2019年度の広告コピー。音楽や食品など、韓国ならではの文化を世界に浸透させていく、という決意が込められています。日本では、自社食品を日本に合わせたパッケージで展開するほか、エバラ食品との合併企業「株式会社エバラCJフレッシュフーズ」からキムチなどを販売。韓国料理を日本の家庭にさらに定着させるための動きが見られます。まさに、韓国の文化を生み出し、発信している企業だからこそ言えるフレーズです。

 

6.文化を先に作れば、経済は後から付いてくる(SMエンタテイメント/企業コピー)

数々のK-POPアイドルを生み出している大手芸能事務所SMエンタテイメント。代表的なグループに、東方神起や少女時代、SHINee、EXOなどがいます。統括プロデューサーのイ・スマン代表は、韓国歌謡に海外の音楽文化を積極的に取り入れ、K-POP文化そのものを作り出したと言われる存在です。

イ・スマン氏が常々口にしている言葉が、企業コピーとして会社の指針になっています。韓国の文化コンテンツが全世界に浸透し、発展させることで、国家のブランドイメージが高まり、韓国の経済にも影響していくという意味が込められています。

 

7.フライトの卓越(大韓航空/企業コピー)

水色の機体が特徴的な韓国の大手航空会社、大韓航空。韓国へ旅行したことがある方には、馴染み深いのではないでしょうか。

スローガン、いわゆる企業コピーとして掲げられている言葉です。大韓航空は、常に航空市場の変化やニーズに応じて常に進化しながら、継続的に成長していくことを目標としているのだそう。エンタメや文化とは違った角度から、世界を相手に「韓国」そのもののブランド力を高める役割を担い続けています。

ちなみに、日本航空(JAL)の企業コピーは「明日の空へ、日本の翼」、全日本空輸(ANA)は「あんしん、あったか、あかるく元気!」。同じ航空業界でも、企業が目指すものによって、使う単語やニュアンスも大きく変わるようですね。

 

8.キーワードは「先進性」

いかがでしたでしょうか。電子、食品、メディアなど、さまざまなジャンルの企業を取り上げてみました。どの企業にも共通して言えるのは、「韓国という看板を背負っている」ということでしょうか。どんなジャンルにおいても、常にグローバルな政策、先進的な取り組みが求められているようです。

日本の企業は、人々の生活に寄り添っていたり、より良い生活に向けた取り組みを意識することが多いように感じますが、韓国は常に世界に目を向けて、グローバルな立場を意識しているということがわかってきました。企業コピーや広告キャッチフレーズで、その国の特徴までもが浮き彫りになる、とても面白い検証となりました。

 

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MIZUKI TSUNEKAWA

この記事の執筆者MIZUKI TSUNEKAWAクリエイティブ・ディレクター

愛知淑徳大学在学中にエディマートにアルバイト入社し、2019年4月に新卒入社。大学ではメディア制作を専門に学びながら、韓国語の習得に勤しむ。2年次の夏季休暇中にはソウル市内の語学堂へ3週間の研修、3年次には大邱広域市の大学へ交換留学を経験。帰国後に報告書やレポートをまとめたものが冊子として形になり、自分が見聞きしたものを人に伝える楽しさ、難しさを知ったことから編集の世界に興味が芽生える。韓国アイドルと特撮とF1とバンドが好き。エディマートで一番の高身長。

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